去年、Raspberry Pi 4 Model B
を Amazon Prime Video 専用機にしました。
コロナ禍で大活躍!!!と思いきや、Amazon 謹製の Fire TV Stick
やら Fire 7 タブレット
やらも後から追加購入したため、めっきり出番が無くなってしまいました。
Amazon Fire TV Stick(第3世代)を購入しました – あららぼ
Fire 7 タブレット購入レビュー – あららぼ
再生できないときの対応
半年ほど放置していたラズパイを TV 接続して、プライムビデオを観ようとしたら、DRM(デジタル著作権管理)エラーになって観られませんでした。
キャプチャ取り忘れてしまったため、Firefox のを掲載します…
ウェブブラウザにデジタル著作権管理コンポーネントがありません。
ウェブブラウザのアドレスバーにchrome://componentsと入力して、Enterキーを押し、左側でプラグインをクリックしてください。Widevine Content Decryption Moduleで、常にアクティブ化するを選択してビデオのページをアップデートし、ビデオの視聴をお試しください。
ビデオが再生されない場合は、プラグインに戻り、ページ上部にある歯車のアイコンをクリックして、今すぐアップデートを確認をクリックします。プラグインがアップデートされたら、ビデオのページをアップデートして、ビデオの視聴をお試しください。
対応(失敗編)
まぁ、半年ぶりだから… ということで、普通にアップデートしてみました。
$ sudo apt update -y
$ sudo apt upgrade -y
久々のアップデートだったので、非常に待たされました。たぶん、30分くらい。
で、結果は NG。
再起動しても変わらず、Chromium 起動するだけでフリーズするようになりました…。
対応(成功編)
ダメ元で、去年実施した DRM 制限スルーを試してみました。
ラズパイ4を買ったので、プライムビデオ再生機にした話 – あららぼ
プライムビデオ再生対応
$ curl -fsSL https://pi.vpetkov.net -o ventz-media-pi
$ sh ventz-media-pi
💾 Downloading latest extracted version of Widevine...
✅ Widevin Setup Successfully
💾 Downloading Chromium "Media" Launcher (always using your system's latest default Chromium browser)
✅ Chromium "Media" Launcher Setup Successfully
✂ Fix for Screen Tearing
✅ Fix for Screen Tearing Setup Successfully - (YOU MUST REBOOT!)
🍿 Your Pi is now Ready for all Media 🍿
Go to the Application Menu, under "Internet", and start: Chromium (Media Edition)
✅ Netflix
✅ Hulu
✅ Amazon Prime
✅ Disney+
✅ HBO
✅ Spotify
✅ Pandora
✅ Hoopla
✅ MUBI
✅ BritBox
Please Reboot your Pi and Enjoy!
$ sudo shutdown -r now
去年と全く同じコマンドを実行して、再起動したところ観られるようになりました。
バンザイ!
音が出ないときの対応
実際に再生してみたところ、HDMI から音声が出ていませんでした。
ステレオミニプラグ(3.5 mm)から音が出ていました…
対応
設定ツール raspi-config を使って、音声出力先を切り替えます。
1 System Options
1 System Options Configure system settings
を選択します。
$ sudo raspi-config
Raspberry Pi 4 Model B Rev 1.2
┌─────────┤ Raspberry Pi Software Configuration Tool (raspi-config) ├──────────┐
│ │
│ 1 System Options Configure system settings │
│ 2 Display Options Configure display settings │
│ 3 Interface Options Configure connections to peripherals │
│ 4 Performance Options Configure performance settings │
│ 5 Localisation Options Configure language and regional settings │
│ 6 Advanced Options Configure advanced settings │
│ 8 Update Update this tool to the latest version │
│ 9 About raspi-config Information about this configuration tool │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ <Select> <Finish> │
│ │
└──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
S2 Audio
S2 Audio Select audio out through HDMI or 3.5mm jack
を選択します。
┌─────────┤ Raspberry Pi Software Configuration Tool (raspi-config) ├──────────┐
│ │
│ S1 Wireless LAN Enter SSID and passphrase │
│ S2 Audio Select audio out through HDMI or 3.5mm jack │
│ S3 Password Change password for the 'pi' user │
│ S4 Hostname Set name for this computer on a network │
│ S5 Boot / Auto Login Select boot into desktop or to command line │
│ S6 Network at Boot Select wait for network connection on boot │
│ S7 Splash Screen Choose graphical splash screen or text boot │
│ S8 Power LED Set behaviour of power LED │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ <Select> <Back> │
│ │
└──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
1 Headphones
一旦、1 Headphones
を選んで、<了解>
を選択します。
*HDMI を選択したいので、別のものを選択して一旦記憶させます。
┌──────────────────────────────────────────────────────────┐
│ Choose the audio output │
│ │
│ 0 HDMI 1 │
│ 1 Headphones │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ <了解> <取消> │
│ │
└──────────────────────────────────────────────────────────┘
0 HDMI
再度、メニューに入り 0 HDMI
を選んで、<了解>
を選択します。
*これで、HDMI が出力先として認識(上書き)されます。
リブート
再起動すると、設定が反映されます。
*HDMI から音声も出力されます。