毎月行われる献立ミーティング
4月某日、朝10時。ミーティングに参加するメンバーが本社会議室に続々と集まってきました。コロナ禍の世の中ではありますが、参加メンバーは皆エネルギッシュで、近況を報告したり最近食べたおいしいものの話をしたりと、活気ある雰囲気です。
議題となるのは、5月の献立と石黒先生監修のドクターズメニューについて。2020年からスタートしたロングライフグループがお客様に”より健康により美しく”なって頂くための新コンセプト「ヘルス&ナチュラルビューティ」に則り、”食事から病気になりにくい体”を叶えるべく、こうして皆の意見を持ち寄りながら一つひとつの食事を考えています。
去年春からコロナ対策として免疫力がアップする食材を使ったメニューやお客様アンケートを反映して骨粗しょう症を予防するメニュー、夏バテ防止に繋がるメニューなど様々なテーマに基づく話し合いによって決定したメニューをホームにご提供しています。
最先端の栄養学を元にしたメニュー
4月は「アレルギー&コロナ対策」をテーマにし、石黒先生も実践されているブロッコリーの常食などを提案していました。5月でも引き続き免疫力アップを推し進めると共に、若返りをサポートする成分「NMN(エヌエムエヌ)」が多く含まれる食材で献立を作ってはどうかとの提案がなされました。
この案をたたき台にし、石黒先生にアドバイスをいただきながら、より「ヘルス&ナチュラルビューティ」な食事へと近づけていきます。
NMNが豊富に含まれる食材の代表格は、ブロッコリーやアボカド。たたき台となる案にもこれらがバランスよく配置され、とくに大きな問題はなさそうです。
と、ここで石黒先生から「4月も5月もブロッコリーを勧める献立になりますよね。僕はこれでまったく問題ないと思っていますが、お客様から『最近ブロッコリーが多いのでは?』というご指摘があったりしますか?」と、質問がありました。
「お客様からご指摘いただくことはほとんどないのですが、栄養士や現場で調理するスタッフの意見、これまでの慣習により、使用する食材にはバリエーションを持たせたほうがよいという共通認識があります」とスタッフがお伝えすると、「そういった”常識”のようなものは、一度取り払って考えてみたほうがよいのでは」とご指摘。
「例えば白米やパンは毎日食べていても何も疑問を持たないけれど、ブロッコリーが続くと『変えたほうがよいのでは』という意識が働く。同じ食材なのに、それってちょっと変ですよね? 以前は『1日30品目食べましょう』といわれていたけれど、今は30品目も食べるとカロリーオーバーになるとの見方もあり、かつての常識が通用しなくなっている例もたくさんあります。最新の研究や情報によって、いつでも常識は覆されるのだと考えるべきです」(石黒先生)。
「逆に、『どうしてこんなにブロッコリーが出てくるの?』と聞かれたら、お客様とコミュニケーションができるチャンスと捉えましょう。ブロッコリーには若返りをサポートするNMNという成分が豊富に含まれているのでたくさんお出ししています、ときちんとお伝えすれば、より一層健康意識が高まるはずです」(石黒先生)。
改めて、NMNとはどのような成分か
ロングライフグループが開発したNMNサプリメント『Long Life NMN』はこちら
NMNはもともと体内で自然に生み出され、細胞のエネルギーとして活用されている成分です。2015年にNHKの番組で、老化を防ぐ成分であり、定期的に摂取することでこれまで以上に寿命が延びるのでは、と紹介されたことをきっかけに広まりました。
NMNはメラトニンというホルモンと併用するとよいとされ、アンチエイジングをサポートするとともに、免疫力アップや腎機能の回復、交通事故の怪我も早く回復するなど、さまざまな研究結果も発表されています。現在も世界中の研究者がNMNの健康に対する有用性を示している注目の成分なのです。
まるで夢のような効果を持つとされるNMNですが、加齢に伴って体内での生成能力が減少していくといわれており、健康を維持するためには積極的に摂取していくのがよいのだそうです。
「NMNは健康寿命への投資です」と石黒先生。テクノロジーの発展により、今後、想像もできなかったような未来が確実に訪れます。ロングライフホールディングは、リニア新幹線が実現したり空飛ぶタクシーが呼べたりする未来をお客様に実際に体感していただきたいと考えており、そのためのひとつがNMNを意識した食生活です。
スポーツ部門のエグゼクティブマネジャーを務める岡本依子さんも、「NMNを知っている方は健康意識が高いという印象です。ご自身の未来についてきちんと考えておられるのだなと感じます。献立でもこれまで以上に積極的に発信していきたいですね」とにっこり。
健康的な食生活とはどのようなものか
白米や小麦粉など日常的に食べられている食材であっても、それが体にとって本当によいものかどうかきちんと考えることが必要です。
白米や小麦粉は、何度も精製して出来上がる加工食品であると認識することが大切だと石黒先生。岡本さんも「小麦粉が加工食品というイメージはなかったです」と、改めて気付かれたようです。
また、「旬のものをいただく」という昔ながらの食生活の実践も大切だと石黒先生は話します。野菜は本来、その時々の気候にいちばん適した種類が、栄養やうまみをたっぷり蓄えながら育つものです。太陽をたくさん浴びて育ったその時期だけの野菜のおいしさを、日々の献立やドクターズメニューにもしっかりと取り入れています。
※ロングライフダイニングでは、インスタグラムで食事の紹介を行っております。
ぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/longlifedining/
5月のドクターズメニューが決定
約1時間のミーティングの結果、5月は旬の食材を取り入れつつ、NMNの積極的な摂取とエネルギーを生み出す水溶性ビタミンのひとつ、ナイアシンを意識した献立を採用。石黒先生のアドバイスにより、5月のドクターズメニューのピックアップ食材はブロッコリー、アボカド、きくらげ、かつおぶしに決定しました。
ブロッコリーがたくさん登場するので、単調にならないようソテーやゴマ和えなど調理法を工夫しながら、おかか和えやきくらげのスープなども盛り込んで、エネルギッシュに過ごせる健康的な食事を提供予定です。
石黒先生に一つひとつアドバイスをいただきながら5月度の献立ミーティングが終了しました。お客様の健康を支えるお食事の内容は、いつもこのように熱のこもった話し合いによって決定されています。
より一層お客様が健やかでいられるように。ロングライフグループが一丸となって食の提案がなされているのだと、改めて感じられた時間でした。
ロングライフは全国に23ヶ所の有料老人ホームを運営しており、こちらの会議で決定した献立に基づき各ホームの専属料理長を中心にできたての料理を提供しております。
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レポーター:山野 かおり
毎月行われる献立ミーティングをレポート。ロングライフの食事はどのように決まる?は素適なセカンドライフ ~老人ホーム探しのお役立ち情報~で公開された投稿です。