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今回は、Wi-Fi6対応の無線LAN中継器「TP-Link RE605X」をレビューしていきます。

TP-Linkは、↓でレビューした無線LANルーター「Archer AX73」が1万円台にしてかなり性能と使い勝手が良好でした。

今使っているWi-Fiルーターが果たして正解なのか?となんとなく感じている方は多いと思います。

通信会社からのレンタルルーターを使って…

今回は中継器です。たとえば2階建てや3階建ての自宅や、かなり広いフロアでWi-Fiを使う場合に繋がりにくくなる場所が出てきます。そういった場合に、途中のコンセントに本機をぶっさしておけば、電波を増強してくれます

さらに本機には有線LANポートがついており、アクセスポイントとしても使えます。

TP-Link公式サイトのこちらのページ、もしくはアマゾンの↓で販売中。価格は7,600円ほど。

Wi-Fiが繋がりにくくなる場所があって困っている方には、かなりオススメです。

それでは見ていきましょう!

外観チェック

同梱物は、本体とマニュアル、かんたん設定ガイドだけとシンプル構成です。

使い方は、かんたん設定ガイドに沿って行えば一瞬で終わります。アプリを入れて数タップすれば使い始められます。

本体は、左右にアンテナがついています。これは回転して角度を変えられます。↓は一番上まで持ってきたところ。

背面にはコンセントプラグがついています。

側面には、WPSボタンとインディケータ。5GHz帯が繋がっているか、2.4GHz帯はどうかなどが、一目で分かるようになっています。

逆側面には有線LANポートが搭載されています。ここにケーブルを挿せば、本機は中継器だけでなくアクセスポイントとして使うことができるんです。

ちなみに念のためですが、ルーターはネットワーク同士を繋げる機器で、一般家庭向けであれば通常はインターネットと家庭内ローカルネットワークを媒介します。アクセスポイントは、ローカルネットワークを構築する機器です。一般的に使われる家庭用ルーターはアクセスポイント機能もついています。

本機はローカルネットワークを構築するアクセスポイントとしても使えるということは、つまりアクセスポイント機能を持たない純粋なルーターを持っている方に便利ということになります。また、2.4GHz/5.0GHzのデュアルバンドで、Wi-Fi6に対応させることができます。

重量は実測で約263g。重めのスマホと同じくらい。とても軽いです。

使い方は簡単

まずは、↓のルーターでもインストールしたTetherというアプリを入れます。

今使っているWi-Fiルーターが果たして正解なのか?となんとなく感じている方は多いと思います。

通信会社からのレンタルルーターを使って…

すると、設置場所についての注意点を教えてくれます。ルーターの電波が届く範囲でコンセントに挿し、LED点灯まで待ちましょう。

コンセントに挿すと、↓のようにインディケーターが点灯します。

するとアプリ上で、この機器を認識してくれますので接続します。

続いて、飛んでいる電波のうち、どのWi-Fiを拡張するかを選択します。メインで使っていて、繋がりにくい場所があるいつものWi-Fiを選びましょう。

なお、本機はOneMesh対応なので、自動で最適な機器を選択してくれます。上記でレビューしたルーターのようなOneMesh対応ルーターを使っている場合は迷わずこれを選びます。

すると、↓のように2.4GHz/5.0GHzそれぞれのSSIDとパスワード、および接続中の機器数が表示されます。

これだけで、いつもは繋がりにくかった場所でもWi-Fiが繋がりやすくなるはずです。

続いては、具体的にどの程度つながりやすくなったのか、デイリーガジェットオフィスでの検証結果をご紹介。

デイリーガジェットオフィスでの改善

デイリーガジェットのオフィスは、秋葉原にあります。

メンバーは7階でメインに作業していますが、8階に上がるとネットが弱くなってしまうという悩みがありました。(ほとんど使わないので改善していませんでした)

まず7階は↓の速度です。(下記いずれも、それぞれ5回計測中の第3位を抜粋)

これが、8階に上がると↓のようになります。明らかに速度が落ちています。

速度が落ちるだけでなく、頻繁に接続が切れたりしていました。

こちらに、今回の「TP-Link RE605X」をかました場合、8階の速度が↓になりました。

明らかに改善しています。もちろん体感でも分かります。7階とほぼ変わらない速度にまで改善しました。

これは期待以上でした。

Wi-Fiにお悩みの方は使ってみましょう

以上、「TP-Link RE605X」のレビューでした。

機器の設定の簡単さなどはTP-Linkなので想像通りでした。さらに、上記の検証にもありますが、繋がりにくさの改善が想像以上でした。

さらにWi-Fi6やデュアルバンド、OneMeshにも対応していますので、ルーターや回線の強みを活かしたまま電波を改善できます。

というわけで、Wi-Fiが繋がりにくい場所があることでお悩みの方はぜひ検討してみて下さい。

「TP-Link RE605X」は、TP-Link公式サイトのこちらのページ、もしくはアマゾンの↓で販売中です。

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