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 東京電力は29日、福島第1原子力発電所のALPS(多核種除去設備)による処理水を海水で薄めた水で魚類など海洋生物の飼育試験を来年夏に開始すると発表した。処理水に含まれる放射性物質のトリチウムの影響などを調べる。計画では、原発敷地内に複数の水槽を用意し、今年秋に原発周辺の海水を用いてヒラメなどを飼育を開始。来夏には、海洋放出時と同レベルまで薄めた処理水で飼育を開始する予定。試験終了時期は未定で、一定程度の分析結果が出るまで継続するとしている。