さぁ今日から商品掲載をガンガンいくぞ!と思った日にEAGTACの着弾を観測したので、EAGTACが続きます。途中別のブランドを挟もうかとも思ったのですが、小細工しても仕方ないですし、先送りしたとしてもちゃんとやり直すことはないので(←きっぱり)やれる時にやっておきましょう。
特注 EAGTAC D3C SST-20 2700K 95CRI搭載!
と言っても今回のは追加バリエーションですね。前回、意外に好評を博したチタンモデルD3CのSST-20バージョン。EDCしやすく、人前で出してもドン引きされない、愛でることができるモデルとして企画したものです。実はこの時は、自分が欲しい1種類だけでいいや、どーせ売れ残るだろうと思っていたのですが、予想外に売り切れてしまったのと、バリエーションのご要望があったのでそれにお応えする運びになりました。
まずはD3Cの2700Kに加え、4000Kが追加。一般的には4000Kの方がバランスが良いので好まれるかな。LEDや蛍光灯の5000~6000Kを見慣れている現代、4000Kでも十分に温かみを感じる方が多いようです。
D3CはCR123A/16340系の両対応、SUREFIRE純正をはじめとしたLFPでも性能が出ますので、メインに1セル機を選ぶ方のバックアップに最適です。D3CがLOW側や汎用性を担当することで、メインのタクティカルライトはより尖った性能に振ることができる・・・というのが当初のコンセプトだったように思います。確か。
当然、兄弟機のD3Aの方は2700K/4000Kの同時登場。こちらは単三・14500の両対応なので、電池の供給面でD3Cよりも安定感があります。アルカリ、ニッケル水素、リチウム、リチウムイオン系、なんでも来いというのは頼もしい。ただ、保護回路がついているリチウムイオン系は、電池室が狭いので装填できない可能性が高いです。
D3Aは、D3Cよりも表記出力が低く、このところ単三機の人気がさっぱりないこともあって、D3Cだけで十分かなーと思ったのですが、手にしてみると悪くないです。細い分携帯しやすく、長い分握りやすい。明るさもEDCとして十分でしょう。
この2機種、以前は操作系やモード構成に若干の違いがあったのですが、現在は統一化されたようです。簡単に書くと
ヘッドツイストによる、モードメモリのON-OFF設定がなくなり、常時モードメモリOFFに。
→ヘッドを緩めたモードでは常にULTRA LOWスタート
ヘッドツイストによるULTRA LOW ←→LOW の切り替えがなくなり、常時ULTRA LOWコミの4段階ループに(2周でスペシャルモードに)。
この場合、ULTRA LOWとLOWの明るさが3つのグループから選べます。だんだん何言ってるかわからなくなってきましたよね笑。
ヘッドを緩めて点灯後、締める→緩めるを3回繰り返すと、下記の3グループを1ステップずつ巡回します。
グループ1: UL = 1ルーメン、LO = 3ルーメン
グループ2: UL = 2ルーメン、LO = 6ルーメン
グループ3: UL = 4ルーメン、LO = 9ルーメン
ルーメン値は計測した照度から逆算しての推定なので、比例関係はある程度正しいかと思いますが、正確なものではありません。EAGTACはULTRA LOW領域をやたら重視しますね。個人的には好みですが、合わない人も多いかもしれません。
ま、とにかく、最近減ってしまったチタンモデル、しかも美麗なデザインの小型機ということで、EDCには良いのではないでしょうか。人前で使っても威圧感がありません。小型であっても実質的に刃物は日本で携帯できませんが、ジェントルマンナイフに合わせて妄想EDCも楽しめます。
光にすかしてみるとツールマークを確認でき、メカニカルな質感も楽しめます。経年変化する真鍮や銅も魅力ですが、やはり不変の輝きというのも魅力的。こうした表情はアルミにもないわけではないのですが、やはりソリッドな素材の方が楽しめるように思います。「表面が剥がれない」安心感、傷ついてもピカールで磨けばいいや、という気安さもあります。
このところSST-20を使用した特注アイテムが多く、食傷気味の方も多いかもしれませんが、やはり小型機種の高演色は魅力ですね。500K刻みでなくてもいいので、5000K、6000Kといったバリエーションが増えてくれるといいのですが・・・。そしてできれば、日本のNICHIAにも頑張っていただきたい感じはします。