街宣車の上から演説に臨んだ首相は「野党が盛んに分配と言っている。そのうち増税しないと経済が回らなくなりかねない。成長も分配もと言っているのが自民党の強みで、野党との違いだ」と語った。
枝野氏も街宣車から、政府の新型コロナウイルス対策を「後手だった」と一刀両断。野党側のコロナ対策の給付金に関する提案に触れながら「命と暮らしを守るために政治はある。私たちは提案を続けている。皆さん、変えよう」と述べた。
公明党の山口那津男代表は東京都内で、野党共闘に関し「政権合意をつくっていない。不安定で不透明な野党に政権を任せるわけにはいかない」と対決姿勢を鮮明にした。
共産党の志位和夫委員長は千葉市で、政府の新型コロナ対策や森友・加計学園、桜を見る会を巡る問題を挙げ「安倍、菅政権の9年間への審判を下してほしい。野党共闘で自民党を追い詰めている」と声を張り上げた。
国民民主党の玉木雄一郎代表は茨城県内を回る。れいわ新選組の山本太郎代表、社民党の福島瑞穂党首、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花孝志党首も各地で有権者への浸透を図る。