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東京五輪・柔道男子100キロ級で準優勝となった韓国代表チョ・グハム選手が、対戦相手の日本代表ウルフ・アロン選手を称える姿に、ネット上で「スポーツマンシップの鏡」だという声が上がっている。

ムン大統領も「マナーまで光る試合」

2021年7月29日の決勝では、ウルフ選手が延長を含めておよそ9分半となった激戦を制し、チョ選手を下して金メダルを獲得した。

勝敗が決まり、両選手が抱擁を交わした後、チョ選手はウルフ選手の腕を高々と振り上げ、その勝利を称えるように指をさす姿をみせた。

チョ選手が試合後にみせたこの振る舞いに、ツイッター上では、

「これぞスポーツマンシップの鏡と思った」
「互いを尊敬し合う素晴らしいオリンピックです」
「立派でした。感動しました」
「素晴らしいシーンでしたね」

といった反応が集まっている。

チョ選手の行動については、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も30日にツイッターなどのSNSで、「東京2020オリンピックの銀メダル獲得おめでとうございます」と祝福したうえで、

「スピードと持久力、そしてマナーまで(素晴らしさが)光る試合でした」

などと、今回の活躍に賛辞を送った。

同日、29歳の誕生日を迎えたチョ選手は今大会についてインスタグラムで、「最善を尽くしたので後悔はありませんが、物足りなさが残ります」と投稿し、

「もう一度チャンスが与えられたと考え、帰国したら再調整して、次のオリンピックで良い姿をお見せします」

と、意気込みをつづっている。