もっと詳しく

ことしのG20サミットの議長国を務めるイタリアのドラギ首相は、29日の記者会見で、アフガニスタン情勢について協議する緊急の会合を10月12日に開催すると発表しました。

地元メディアによりますと、会合はオンライン方式で開かれる予定です。

アフガニスタン情勢に関して各国は、タリバンに対して女性の権利を尊重するよう求めることで一致しています。

しかし、タリバンが実権を掌握してから凍結されているアフガニスタン政府の海外の資産をめぐっては、凍結の解除に慎重な欧米各国と、速やかに解除して人道支援に充てるべきだとする中国やロシアとの間で、立場の違いも明らかになっています。

ドラギ首相は記者会見で「人道的な危機を避けるために何らかのことを行うことは、世界の豊かな国々の義務だ」と述べていて、G20各国が資金援助の在り方などをめぐって一致した対応を打ち出せるかが焦点になります。