もっと詳しく
29日、国際宇宙ステーション(下)に接続目前のロシアの実験棟ナウカ(中央)(NASA提供・AP=共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は29日、国際宇宙ステーションにこの日ドッキングしたロシアの実験棟「ナウカ」が予定外にエンジンを噴射し、ステーションが傾くトラブルが生じたと発表した。星出彰彦さんら滞在中の飛行士7人は無事。NASAによると、飛行士らは衝撃などの異変は感じなかったという。

 この影響で30日(日本時間31日)に予定していた米航空宇宙大手ボーイングの新型宇宙船スターライナーの無人試験打ち上げを8月3日以降に延期する。

 NASAによると、ナウカはステーション接続に成功。約3時間後飛行士2人が扉を開けようとするとエンジンを噴射したという。