東京都内の飲食店への時短要請が全面解除されてから初めての週末を迎えるのを前に、警視庁などは29日夜、東京と千葉の境にある国道で飲酒運転の検問を行いました。
検問は東京 葛飾区と千葉県松戸市を結ぶ国道が通る橋の上で行われました。
ここは、都内に通勤する人たちの車の通行量が多い場所で、29日夜は、警視庁と千葉県警の警察官合わせて40人が道路の一部を規制して、車を1台1台止め、ドライバーの息にアルコールが含まれていないか感知器を使って確認していました。
警視庁によりますと、ことしに入ってから都内で起きた飲酒運転による事故は、9月までに合わせて93件と、去年の同じ時期に比べて13件減っているものの、死亡した人は8人と2倍に増えています。
東京都内では、飲食店への時短要請が全面解除されて初めての週末を迎えるほか、忘年会シーズンも近づいていることから、警視庁は取締りを強化することにしています。
亀有警察署交通課の北上達也課長は、「時短要請の解除で気が緩み、飲酒運転が増えることも懸念されるので、根絶に努めたい」と話していました。