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 アメリカとイギリス、フランス、ドイツの4か国の首脳は、G20サミットが行われているイタリア・ローマでイランの核合意の立て直しに向けた協議を行い、イランに対し交渉の妥結に向けて誠実に取り組むよう求めました。

 協議の後の共同声明で4か国の首脳は、「イランが濃縮ウランの製造など、挑発的な核開発を進めていると深刻な懸念を表明。「イランが核開発とIAEA=国際原子力機関の査察の妨害を続ければ、核合意への復帰の可能性が危うくなる」と指摘しました。

 一方で、核合意の立て直しが「危険の拡大を避ける唯一で確かな方法だ」と強調し、イランのライシ大統領に対し「交渉の妥結に向けて誠実な努力を求める」と訴えました。