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 2006年、IT業界人がこぞって手にしたのがグローバル化を説いたトーマス・フリードマンの著書『フラット化する世界』だった。このテーマの伝道師の1人が米IBMのサミュエル・パルミサーノCEOであり、米外交戦略を動かすとも言われる外交問題評議会の機関誌Foreign Affairsに、多国籍企業からグローバル企業に変身するIBMの戦略を「グローバルに統合された企業」と題して寄稿した。