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WHO事務局長、東京五輪の感染対策を評価「最善尽くしていた」

 国内での新型コロナの感染者が2日連続で1万人を超え過去最多を更新するなか、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は東京オリンピックでの感染対策について「日本とIOCは最善を尽くしている」と述べました。

 「日本政府とIOCは、リスクを最小限に抑えるために最善を尽くしていました」(テドロス事務局長)

 東京オリンピックの開会式などに合わせて来日していたテドロス事務局長は30日、来日の際に何度もPCR検査を受けたことなどに触れ、日本の感染対策を評価。その上で「感染リスクがゼロになることはない」との認識も示しました。

 こうしたなか、アメリカのCDC=疾病対策センターは、ワクチン接種を完了した人でもデルタ株に感染した場合、未接種の感染者と同じ程度のウイルス量があり、他の人にうつす可能性があると発表しました。これを受け、感染リスクの高い地域の「屋内」の公共施設ではマスク着用を推奨することを決めました。ただ、ワクチン接種は重症化を防ぐとも強調しています。