先月、燃料棒の破損が確認された中国の原子力発電所について、運営する中国の企業が燃料棒の交換のため、運転を一時停止したことを明らかにしました。
広東省にある台山原発について、中国政府は先月、「冷却材の放射性物質の濃度が上昇したが安全運転の基準は満たしている」「およそ6万本の燃料棒のうち、5本前後の破損が関係している」などと発表していました。
これについて、原発を運営する中国の国有企業は30日、「燃料棒を交換し、破損の原因を調べる」として運転を一時停止したことを明らかにしました。
台山原発をめぐっては、先月、アメリカメディアが外部に放射性物質が漏洩していると報じていましたが、中国側は否定していました。