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 政府・与党は、野党側が要求した臨時国会を拒否する考えを正式に伝えました。野党側は「明白な憲法違反だ」と猛反発しています。

 立憲民主党など野党側は今年7月、憲法53条に基づき臨時国会の召集を要求。先週には、「予備費が枯渇する可能性がある」として、補正予算を審議する臨時国会を来月(9月)7日から開くよう要求していました。

 しかし政府・与党側は「予備費は今年12月までは何とかもつ」として拒否する考えを野党側に正式に伝えました。

立憲民主党 枝野幸男代表
 「召集をしないというのは明白な憲法違反を公言している」

 憲法53条は「衆参いずれかの議員の4分の1以上の求めがあれば、内閣は臨時国会を召集しなければならない」と定めており、野党側は「憲政の常道に反する」などと猛反発しています。