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 衆院選で街中を走る選挙カーが批判の矢面に立たされている。定番のマイクでの名前の連呼は、これまでもようやく寝かしつけた赤ちゃんが起きてしまったなどと非難の声を浴びることがあったが、新型コロナウイルス禍で在宅勤務が普及した今、仕事の支障になりかねないという理由も加わった。陣営にすれば選挙カーは、大がかりな集会が難しい中での限られた“武器”。知名度アップは短期決戦を制する要素とされ、一票を投じる側の思いとは裏腹に、従来の手法へのこだわりがある。