東京五輪のバドミントン混合ダブルスで銅メダルを手にした渡辺勇大、東野有紗組が31日、一夜明けて東京都内で記者会見し、高校時代からメダル獲得を目標として公言していた渡辺は「言ってしまった手前、実現するしかなかった。信じて突き進んできたかいがあったし、その言葉にうそはなかったと実現できた」と有言実行に実感を込めた。
最強布陣と評された日本代表が次々と敗退する重圧をはねのけ、今大会唯一の表彰台に上った。渡辺は「覚悟を決めてコートに立って(1学年上の)東野先輩の声掛けにも救われた」と感謝。ペア結成10年目での快挙に、東野は「10年間の思いを全て乗せて抱きしめた」と振り返った。