もっと詳しく

これまでさまざまな人気ゲームのリメイクを実現してきた「ニンテンドースイッチ」。2021年10月11日には、知る人ぞ知る名作フリーゲーム『霧雨が降る森』がリメイクされることが発表され、大きな話題を呼んでいました。

制作者・真田まこと氏の公式サイトによると、「ニンテンドースイッチ」版の『霧雨が降る森』はたんなるリメイクではなく、大幅に内容がアップグレードされるそう。探索パートを全面的に作り直した上で、マップの数を追加。マルチエンディング以外の分岐ルートを増やすなど、さまざまな変更が加えられるようです。

“思い出のフリゲ”が現代に蘇るというニュースに、はやくもファンたちは大興奮。SNS上では「霧雨が降る森リメイクおめでとうございます! 早くプレイしたい」「霧雨の降る森もリメイクされたらもう自分感情爆発しちゃう……!」といった声が続出していました。

数々のリメイクを成功させてきた「ニンテンドースイッチ」

「ニンテンドースイッチ」といえば、過去の人気作品を多数リメイクしてきたことで有名です。たとえば最近では、冒険RPG『ミートピア』のリメイク版が発売されたことが話題に。同作は2016年に「ニンテンドー3DS」で発売されたソフトで、プレイヤーが登場人物を自由にキャラメイクできるという画期的なシステムによって知られていました。

さらに『ミートピア』のリメイク版では、デートイベントや高難易度のエンドコンテンツ「絶望の塔」といった追加要素も。そんな“サービス精神”が功を奏したのか、任天堂の「2022年3月期第1四半期 決算説明資料」によると、4月~6月の期間に全世界で100万本の売上を達成しています。

他にもリメイク作品としては、『ゼルダの伝説 夢をみる島』や『ピクミン3 デラックス』、『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』といったタイトルがミリオンセラーを記録。いずれもオリジナル版の発売は5年~10年以上前ですが、熱心な固定ファンたちも満足するようなクオリティだったことでヒットにつながったのかもしれません。

そもそも「ニンテンドースイッチ」では、お馴染みのシリーズから登場した『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』や『あつまれ どうぶつの森』といった新作タイトルが“シリーズ最高売上”を更新しています。こうした結果から、ハード自体に大ヒット作を生み出すパワーがあると見てもよいでしょう。

ファンの需要にジャストミート?

さらに名作復刻の波は終わっておらず、2021年11月19日には“ダイパ”こと『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』がリメイクされる予定。同作は今から約15年前、2006年に発売された「ニンテンドーDS」のソフトですが、ファンたちが長きにわたってリメイクを熱望していたことで知られています。

しかしシリーズ前作『ポケットモンスター ルビー・サファイア』がリメイクされてから6年が経っても、「ダイパ」は音沙汰ナシ。もはや諦めムードが漂っていたところで、今年2月にリメイク決定のニュースが報じられたのです。思わぬサプライズを受けたファンからは、「ダイパリメイク嬉しすぎて震えてる」「ダイパリメイクするならSwitch買いますもちろん」「起きる度にダイパリメイクが夢じゃなかったかを確認してしまう」といった歓喜の声が上がっていました。

すでに「ニンテンドースイッチ」は発売から4年以上が経っていますが、いまだに最前線といった印象を与えてくれます。その理由は、ファンの待ち望むリメイク作品を次々リリースしていることにあるのかもしれません。