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 新型コロナウイルスの飲み薬タイプの治療薬について、日本でも最終段階の臨床試験を始めるとファイザー社の日本法人が明らかにしました。

 アメリカのファイザー社が海外で開発中の治療薬は、点滴や注射の必要がなく、在宅療養でも使いやすい「飲み薬」のタイプで、体内でウイルスが増えるのを防ぎます。

 軽症の患者に投与して重症化を抑える効果が期待されています。

 アメリカなど海外では、7月から最終段階の臨床試験が始まっていて、日本もこれに参加する形で準備を進めているということです。

 塩野義製薬など製薬各社は、在宅で使いやすい飲み薬の開発を急いでいます。

 現在、日本で承認されている軽症者向けの治療薬は、点滴薬の抗体カクテル療法だけです。