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富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、FUJITSU PC 40th Anniversary企画の第2弾として、独自のAIアシスタント「ふくまろ」にリモートサポートを支援する新機能「ふくまろおしえてサービス」を8月16日より提供開始しました。

 

「ふくまろ」は、“暮らしと笑顔をアシストする新しい家族”をコンセプトに、AI技術を活用して開発されたFCCLオリジナルのAIアシスタント。音声操作によりPCの操作方法などを質問したり、音声対応の家電を操作することができます。

 

↑FCCLオリジナルのAIアシスタント「ふくまろ」

 

新機能「ふくまろおしえてサービス」では、デジタル機器が苦手なシニア層向けに、PCの操作方法やネットショッピングなど個人情報に関わることなどを家族に手軽に質問できるようサポート。音声でふくまろに依頼すると、あらかじめ登録してある家族のLINEにメッセージが届き、家族のPCからWindows 10の標準機能である「クイックアシスト」を利用してリモート操作が可能となります。

↑PCの操作で困ったとき、手軽に家族に質問できるようサポートしてくれます。解説するのはコンシューマ事業部 事業部長の青山 裕司氏

 

↑LINEで連絡を取るため、いつでも気軽に質問でき家族の負担を減らします

 

その際、リモート操作用のコード入力など一連の流れをわかりやすく表示してくれるため、Windows 10のクイックアシスト機能を利用するよりも簡単にサポートを受けることが可能。画面を見ながら誰でも簡単に機能を利用することができます。

↑3ステップで誰でも簡単に利用できる点が特徴。詳細を説明するのはコンシューマ事業部 第三技術部の千葉 祐太氏

 

↑リモート操作にはWindows 10標準機能であるクイックアシスト機能が使われます

 

これまでオンラインサポートは、ユーザーがコールセンターなどに連絡してサービスを受けるものが主流でしたが、より気軽に質問しやすくするため、ユーザーの家族の協力を受けやすくする方法を模索。家族の負担を避けるためにLINEでの連絡方式を採用し、都合が悪いときは後から連絡するなど応対もしやすくなっています。

 

また、合わせてサポートセンターなどによるサービスも強化し、デジタルが苦手な世代でも安心してパソコンを使用できるサービスを提供していくとしています。

 

同社の取締役会長を務める齋藤 邦彰氏は、「あらゆる人がIT社会に参加できるように、デジタルが苦手な方にも徹底的なサポートやサービスを提供し、世代や環境によるデジタルディバイド(情報格差)を解消していきたい」と、新機能の意義を説明。今冬にはふくまろに「見守り機能」を搭載する予定であることも明らかにしました。

↑デジタルが苦手なシニア層がITによる利便性を享受できるようサポート

 

↑シニア層が安心してオンライン生活を楽しめることを目指す

 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、日常生活やビジネスなど様々なシーンでオンライン化が進んでいますが、一方でデジタルやITに苦手意識を持つシニア世代との格差も生まれています。そういったシニア世代を置き去りにしない施策として、ふくまろのようなサポートシステムが活用されそうです。

 

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