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厚生労働省が入る中央合同庁舎=東京・霞が関

 厚生労働省が31日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント上昇し1.15倍となった。2カ月連続の改善。新型コロナウイルスのワクチンを打ち終えるまで求職活動を待つ動きが続いており、有効求職者数が減ったことなどが影響した。有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数で、職を探す人が減れば、その分倍率は上がる。

 総務省が同日発表した7月の完全失業率(同)は、前月比0.1ポイント低下して2.8%となり、2カ月連続で改善した。完全失業者数は前年同月比6万人減の191万人で、18カ月ぶりの減少となった。