7月の中国・台山原子力発電所の事故は設計上の欠陥が原因か

6月14日に中国の台山原子力発電所で燃料棒が破損し、運用が停止する事故があったが、その続報が今になってフランス国内で話題となっている。この原子力発電所は中国の中国広核集団(CGN)とフランス電力会社(EDF)が共同で設計したもので、最新の欧州加圧水型炉(EPR)形式の原子炉となっている。そのうち台山原子力発電所は世界で唯一稼働中のものだった(TV5MONDE、Reuters)。

今回話題の原因となっているのは、フランスの非政府組織「CRIIRAD」が入手した内部告発者の発言。発言内容は原子炉の格…

19年夏にPCR機器を中国が大量発注。米英豪チームの調査結果

民間サイバーセキュリティ会社「Internet 2.0」は5日、「中国武漢市PCR調達報告書」を発表した。調査を行ったチームは米国、英国、オーストラリアの元諜報機関関係者らで構成されているという(論座、FNN、朝日新聞、日経新聞)。

この報告書ではCOVID-19感染者が世界で最初に報告された武漢市周辺で、2019年5月からPCR機器の発注量が前年と比べて大幅に増加したと指摘。PCR検査はCOVID-19だけに使われているわけではないものの、この報告書ではCOVID-19の感染拡大は中国政府がW…