“酸化被膜”を防ぎ分厚いサビを取る「CoolLaser」新型機、レーザー施工はインフラ老朽化の活路となるか?

橋や鉄塔など全国で老朽化が進む、インフラ構造物の維持修繕工事は、膨大な数に対して人手が圧倒的に不足しているため、社会課題となっている。そうした状況下で、新たな施工法として注目を集めているのが、トヨコーが実用化したレーザー技術を用いてサビや塗膜、塩害のもとになる塩分を除去する「CoolLaser」だ。今般、従来モデルではできなかった厚みのあるサビも除去する高出力の新型機をリリース。同社が設立に関わった産官学も参画する「レーザー施工研究会」では、ルール整備や資格制度の運用も2021年から始まっており、レ…

避難安全検証とBIMデータを連携し一元化する設計システムを開発、大林組

大林組は、避難安全検証法とBIMモデルを相互に連携し、データを一元的に利用する設計システム「SmartHAK」を開発し、受注した複数のプロジェクトに適用した。SmartHAKでは、指定確認検査機関での審査を経て、確認済証の交付を受けており、こういったシステムは業界初だという。…

亜細亜大学が感染症対策で通信機能付きCO2濃度・温湿度センサーを130教室に導入

亜細亜大学は、通信機能を備えたCO2濃度・温湿度センサー「まもセンサー Air」を武蔵野キャンパス(東京都武蔵野市)の全130教室に導入した。今後は、30日分など、長期的な履歴データを蓄積し、CO2濃度が高くなる時間帯、人数、室内の温湿度などとの相関を分析し、効果的な感染予防策を講じる。…

AIカメラを柏の葉スマートシティーに導入、街区での異常行動の検知と人流分析を開始

UDCKタウンマネジメントと三井不動産は、柏の葉キャンパス駅周辺で、屋外公共空間にAIカメラを設置し、AIによるリアルタイム画像分析により通行人の異常行動や立ち入りの検知ならびに人流分析を行う取り組みをスタートした。得られたデータを活用することで、柏の葉スマートシティーにおける安心・安全・快適な暮らしの構築へ役立てていく。…

集成材とPC梁を一体化させた複合梁を開発、梁全体の曲げ耐力が50%程度アップ

大成建設は、集成材とプレストレストコンクリート梁を組み合わせた複合梁「T-WOOD PC-BEAM」を開発した。T-WOOD PC-BEAMは、集成材が型枠と化粧仕上げ材の各機能を兼ね備えており、梁の工場製作時に型枠材などの廃棄物発生を抑制できることから、環境負荷低減にも役立つ。…

“施工から維持管理まで”一気通貫でBIM連携する「FMシステム」を開発、東急建設

東急建設は、設計図書をBIM化した「BIMファーストモデル」を2021年度から一定規模以上の全建築作業所に導入を進め、着工前での施工計画の検討や作業所での管理など施工段階でのBIM連携に取り組んでいる。このたび、さらに前進する形でファシリティマネジメント(FM)の領域でもBIMを活用するべく、設備機器の管理用台帳を扱う「FMoTクラウド」と連携を図り、施工BIMの3Dモデルと双方向で確認しながら設備の維持管理が可能になった。…