防災対策をタイムリーに提案するシステムを開発、清水建設

国土交通省が推奨するタイムラインの立案には、専門家の知見が求められる。さらに、風水害対策の事例だけでも、対策要員の参集、従業員への避難・自宅待機指示、資材の事前手配、停電対策、生産ラインの事前停止などを行わなければならない他、建物の用途と立地を考慮した防災対策の選定・組み合わせは容易ではない。そこで、清水建設は、タイムライの策定・実践を支援するシステム「ピンポイント・タイムライン」を開発した。…

プロロジスが宮城県仙台市で延べ5万m2の賃貸用物流施設の開発に着手

プロロジスは、宮城県仙台市で、BTS型とマルチテナント型のいずれにも対応可能な賃貸用物流施設「プロロジスパーク仙台泉3」の開発を進めている。プロロジスパーク仙台泉3では、東北エリア全域への配送をカバーする拠点として、日用雑貨、食品、流通、Eコマースなど、幅広い業種の入居企業を募集する予定だ。…

茨城県稲敷郡阿見町で危険物と通常品の保管に応じる物流施設が竣工、沼尻産業

沼尻産業は、茨城県稲敷郡阿見町で計画を進めていた物流施設「稲敷第一危険物倉庫」が竣工したことを公表した。危険物倉庫の開発は同社初となる。稲敷第一危険物倉庫は、消防法危険物第四類に対応し、敷地内に一般倉庫を併設しており、危険物と通常品の保管を行える。…

低床式AGVを複数台連携させる自律搬送システム、使用前の事前走行も不要

これまで、一般的なAGVが自律走行を行うには、事前に一度走行させて、搬送経路用の環境マップを作成する必要があった。しかし、工事現場では工事の進捗に応じてレイアウトが変化するため、そのたびに事前走行させなければならず、負担となっていた。こういった問題を解消する自律搬送システムを大林組は開発した。…

アッシュクリートを福島第一原発の津波対策工事に適用、10万トン以上の石炭灰を活用

安藤ハザマでは、石炭灰を使ったアッシュクリートの製造技術を開発して以降、さまざまな現場で適用し、2021年3月末時点で、162.3万トン以上の石炭灰を有効利用している。現在は、福島第一原子力発電所で、津波対策の一環として、「1F 日本海溝津波対策防潮堤設置工事(材料製造工事)」でアッシュクリートを適用する計画を進めている。…

豪州メルボルンで15階建て木造ハイブリッドオフィスの開発事業を始動、住友林業ら

建築・建設業界のアライアンス「Global Alliance for Buildings and Construction」が発表したデータによれば、全世界のCO2排出量に占める建設分野の割合は約38%とされており、脱炭素社会の実現に向けこのCO2削減が急務となっている。こういった状況を踏まえて、住友林業は、NTT都市開発やデベロッパーのHinesとともに、豪州メルボルン市の近郊にあるコリンウッド地区で、大規模木造オフィスを開発するプロジェクトを始動した。…

「2四半期連続で悪化、今後3カ月後も」日銀短観に見る建設業の景況

本連載では、建設HR 編集部(旧ヒューマンタッチ総研)が独自に調査した建設業における人材動向について、さまざまな観点で毎月レポートを発表している。今回は、建設業の景況について、日銀の全国企業短期経済観測調査(短観)を資料に分析している。…