東京大学の吉川貴史助教らによる研究グループは、「核スピン」を利用した新たな熱発電を初めて実証した。電子に基づくこれまでの熱電変換は、室温以上の高温域に限られていた。核スピンを利用することで、絶対零度付近の極低温域まで熱電変換が可能になるという。…
米国、レジリエントなサプライチェーン構築への第1歩
米国は、技術サプライチェーンを再構築するための長期的取り組みをスタートさせた。その背景には、「初期段階の取り組みを進めることで、最終的には、半導体をはじめとする重要なエネルギー関連技術の製造/販売のためのレジリエントな枠組みの実現へとつながるだろう」とする慎重な楽観論がある。…
Wi-Fi 6/6E対応の汎用SPDTスイッチを開発
新日本無線は、次世代のWi-Fi規格「Wi-Fi 6/6E」に対応する、1.8V動作の汎用SPDTスイッチ「NJG1818K75」を開発、サンプル出荷を始めた。2021年10月から量産を始める。
次々世代のトランジスタ「シーケンシャルCFET」の製造プロセス
今回は、下側(底側、ボトム側)のトランジスタを作り込んでから、その上に別のウエハーを貼り合わせて上側(頂側、トップ側)のトランジスタを作成する「シーケンシャル(Sequential)CFET」の製造プロセスを解説する。…
Maxim、小型カメラキューブの参照設計図を発表
Maxim Integrated Products(以下、Maxim)は、エッジAIを実現する小型カメラキューブのレファレンスデザイン「MAXREFDES178#」を発表した。カメラキューブはコイン電池を用い、顔認識やキーワード認識などを低遅延で実行することができる。…
暗号通貨マイニングデバイスで「5Gを増強を目指す」
わずか8年前に設立された新興企業が、5G(第5世代移動通信)スマートフォンユーザー向けのカバレッジを米国内で利用できるようになる“DIY型のCBRS(市民ブロードバンド無線サービス)ネットワーク”を配備するために、1000米ドル(もしくはそれ以上)を支払うよう、ユーザーを説得することはできるのだろうか。…
日本電産、鴻海グループと合弁会社の設立を検討
日本電産は、台湾の鴻海科技集團(Hon Hai)およびその傘下にある鴻華先進科技(Foxtron)と、合弁会社の設立に向けた検討を行うことで合意した。合弁会社は自動車用トラクションモーターシステムなどの開発や生産、販売を行う予定である。…
やはり出てきた「供給過剰」の予測
予想通りでは、あります……。
産総研、MRAMの磁気安定性を飛躍的に改善
産業技術総合研究所(産総研)は、原子層レベルで制御されたタンタル(Ta)を下地に用いることで、磁気抵抗メモリ(MRAM)の磁気安定性を飛躍的に改善する技術を開発した。
芝浦工大、ウェアラブル体温発電素子を安価に製造
芝浦工業大学は、わずかな温度差でも安定して発電できる「ウェアラブル体温発電素子」を開発した。これを低コストで製造する方法も同時に開発した。