学校支給のPC・タブレットを壊したとき用保険、損保ジャパンが提供開始 自宅でのトラブルに

 損保ジャパンと同社子会社のMysuranceは11月11日、文部科学省の“子供1人にPC1台”施策「GIGAスクール構想」で配布された端末の破損や盗難などに対応する保険商品「親子のあんしん賠償プラン」の提供を始めた。

 児童生徒が学校で配られたPCやタブレット端末などを持ち帰り、自宅で破損や汚損、盗難被害に遭うなど賠償責任を負った場合を想定。保険金額は無制限、示談交渉サービス付き。保険料は月額480円(税込)。申し込みや保険金の請求はMysuranceや取扱代理店のWebサイ…

東急リバブルがマンション価格査定AI開発 誤差1.98% 査定業務を年間1万5000時間短縮へ

 不動産売買を手掛ける東急リバブルは11月9日、マンション価格を査定するAIを開発したと発表した。同社の査定担当者と同等の水準で不動産価格を算出可能で、査定にかかる時間を年間約1万5000時間削減できる見込み。

 マンション価格査定AIは、東急リバブル査定担当者の査定データ1000件を学習。東急リバブルの査定ルールと、査定担当者の経験則の両方を考慮した判断に対応した。査定の参考になる類似の取引事例が少ないなど、査定結果に注意すべき場合には担当者に通知する機能も備える。
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理研が不正アクセス被害、1万4000件の個人情報が流出か 指摘済みの脆弱性を悪用される

 理化学研究所(理研)は11月5日、同所が職員の研修などに利用している学習管理システムが不正アクセスされ、1万4000件の個人情報が流出した可能性があると発表した。理研がシステムの提供元に改善を要求していた脆弱(ぜいじゃく)性を何者かに悪用され、ファイルの改ざんや何らかの命令が実行されたという。

 9月24日午後1時ごろ、システム提供元から「不正アクセスによりファイルが改ざんされた」と連絡があり判明した。理研は学習管理システムを停止。全体を初期化して脆弱性へ対応し、不正アクセス…

メルカリ、小笠原海底火山噴火の軽石を出品禁止 「成分が分からず安全性不明」

 メルカリは11月5日、フリマアプリ「メルカリ」で、小笠原諸島の海底火山噴火により発生したとみられる軽石の出品を8日に禁止すると発表した。禁止の理由は、軽石の成分が分からず安全性が不明のためとしている。

 メルカリには8月に小笠原諸島沖で発生した海底火山の噴火による影響で、沿岸部に漂着した軽石とされる商品が数千円で出品されている。メルカリは8日に噴火により発生した軽石の出品を禁止し、出品を削除する。

 軽石については、沖縄県が「軽石の成分について分かって…

任天堂2Qは減収減益、前年の「あつ森」爆売れの反動で Switchは半導体不足で減産

 任天堂が11月4日に発表した2022年3月期第2四半期累計(21年4月〜9月)の連結決算は、売上高が6242億円(前年同期比18.9%減)、営業利益が2199億円(同24.5%減)だった。前年同期に「あつまれ どうぶつの森」の販売本数が1427万本に上るなど大幅に上振れしたため数値上は減収減益となったが、水準は高く、業績はおおむね想定通りとしている。

 ゲームハード、ソフトウェアを含む「ゲーム専用機」の売上高は上期合計で、前年同期比19.5%減の5974億円。モバイルゲームで…

日産、メタバースに展示場オープン VRChat内に銀座店舗を再現

 日産自動車は11月4日、銀座に実在する展示場「NISSAN CROSSING」をVR空間に再現し、バーチャルギャラリーとして公開した。電気自動車「日産アリア」を展示する他、今後は新車発表会や講演などを開催する予定。

 VRコミュニケーションプラットフォーム「VRChat」内にNISSAN CROSSINGを3Dモデル化して構築。VRChatユーザーなら誰でも訪問できる。展示場構築にはVRChatなどで活躍するクリエイターが協力した。

 日産はバーチャル…

宮城県、公式サイトに個人情報1万件以上を誤掲載 確認不足で

 宮城県は11月1日、公開しない前提で収集した氏名やメールアドレスなどの個人情報1万件以上を、県の公式サイトに誤掲載したとして謝罪した。職員が確認作業を怠ったのが原因としている。

 宮城県は新型コロナウイルス感染症対策を講じている飲食店に「新型コロナ対策実施中ポスター」を発行している。誤掲載した情報はポスターを申請した1万1627店舗の申請者名1万1438件、電話番号1930件、メールアドレス9646件など。掲載期間は10月29日午後6時30分ごろから2時間。閲覧者はおらず、1…

紙と電子ではどっちが情報伝達効率いい? 中央大学と凸版が研究 結果は“慣れ次第”

 中央大学と凸版印刷傘下のトッパン・フォームズは10月29日、紙媒体と電子媒体の情報伝達効率の違いについて共同研究した結果、年齢や媒体の性質以上に、読者の媒体への“慣れ”が情報を読み取る速さや理解度に影響していると発表した。

 トッパン・フォームズによると、一般的には電子媒体より紙媒体の方が文章を読む速度や記憶の定着率がいいとされているが、デジタルシフトが加速した近年は媒体による情報伝達効率の違いに関する研究が無かったとして、2020年度に中央大学飯尾研究室と共同で研究を始めた…

アスリートの動き分析してトレーニングに活用 「トッパン・スポーツサイエンスラボ」開設

 凸版印刷は10月29日、モーションキャプチャー技術を活用したトレーニングシステムを軸に、企業や研究機関とビジネス開発などを行う「トッパン・スポーツサイエンスラボ」を開設した。2020年に日本体育大学と共同開発した「ループ型動作トレーニングシステム」の活用方法を探る。

 ループ型動作トレーニングシステムは、凸版印刷の画像認識技術などを活用してお手本となるアスリートの動き「標準動作モデル」と運動者の動作の違いを分析し、改善点を抽出するシステム。学校現場で部活動の指導に当たる教員の…

ドコモ、NTTコム・コムウェアの子会社化を正式発表 方針統一で競争力強化

 NTTドコモは10月25日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とエヌ・ティ・ティ・コムウェア(NTTコムウェア)の子会社化を正式発表した。経営方針を統一し、法人向け事業や競争力、開発力の強化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、事業領域の拡大などを進める。

 日本電信電話が保有するNTTコムウェアの株式の一部と、NTTグループの持ち株会社であるNTT株式会社が保有するNTT Comの株式全てをドコモに移管。NTTコムウェアの持ち株比率はドコモが66.6%…