“IPO当たり年”なぜ?【経済記者コラム】

金融市場の動きを読み解く「マーケット興味津々」のコーナー。今回は、「IPO=株式の新規公開」について。2021年も残すところわずかとなりましたが、実はことしは新規上場・公開の“当たり年”。とくに今月(12月)は32社に達する予定で、およそ30年ぶりの高水準となっています。コロナ禍なのに、なぜ?時ならぬ“IPOラッシュ”の背景にいったい何があるのでしょうか?(経済部記者 篠田彩)…

過去最大の予算案 歳入の3割余を国債に 財政健全化が重要課題

国の来年度予算案は、一般会計の総額が107兆円を超えて過去最大を更新し、歳入の3割余りを国債に頼る状況です。国債の発行残高は今年度末に初めて1000兆円を突破する見通しで、新型コロナで傷んだ経済の立て直しに加え、財政の健全化にどう取り組むかが、一層重要な課題になっています。…