2000年に中国で発掘されて以降死蔵状態にあったという卵の化石がほぼ完全な状態の「生まれる直前のオヴィラプトロサウルス類」を内包していると判明しました。このオヴィラプトロサウルス類は現代の鳥類がふ化直前に取る姿勢に近い状態で化石となっており、鳥類と恐竜の間に存在するミッシングリンクの解析に役立つものと期待されています。続きを読む……
ニホンザルが厳しい冬を乗り切るために「魚をとる」のが確認される
ニホンザルが真冬の小川でマスなどの魚を捕って食べていることが、最近の研究で分かりました。これまでも、ニホンザルが海辺に打ち上げられた海水魚などを発見して食べていることは知られていましたが、淡水魚を積極的に捕食していることが科学的な論文として発表されたのはこれが初めてです。続きを読む……
まるで火星人のような深海イカ「ミズヒキイカ」の生きた成体の映像が公開中
アメリカ海洋大気庁(NOAA)が2021年11月12日に、深海性のイカである「ミズヒキイカ」が遊泳している様子を捉えた映像を公開しました。ミズヒキイカは、世界的に見ても十数例しか目撃例がない非常に珍しいイカで、6メートル以上にもなる全長の大半を占める長い足や大きなヒレを備えた半透明の体、肘のように見える曲がった足などの特異な外見から「異世界にいるようなイカ」「まるでエイリアン」と評されており、今回公開された映像にはその姿が鮮明に収められています。続きを読む……
「牛のトイレトレーニング」で地球温暖化や環境汚染に対抗できると研究者が主張
畜産業は大量の温室効果ガスを排出するため、「地球温暖化を止めるには肉や乳製品を食べないようにするべき」という声も挙がっているほか、「海藻を牛に食べさせてげっぷを減らす」といった研究もされています。新たにドイツやニュージーランドの研究チームが「牛のトイレトレーニングに成功した」との研究結果を発表し、地球温暖化や環境汚染を防ぐために役立つかもしれないと期待されています。続きを読む……
カモが人間の悪口を学習したとの報告、「お前は大バカだ」という暴言やドアが閉まる音を鳴き声で再現
動物の中には人間の言葉を模倣した鳴き声を発する種類が存在し、人間の言葉をしゃべるオウムなどがしばしば話題になります。新たに、オーストラリアで飼育されていたニオイガモが「お前は大バカだ」という暴言を人間から学習して鳴くようになったという事例が、学術誌のフィロソフィカル・トランザクションズBで報告されました。続きを読む……
メスのタコが交尾を求めるオスに貝をぶつけて追っ払ったという報告
貝殻や昆布などの物を噴射してタコが他のタコを追い払う様子が、シドニー大学やアラスカパシフィック大学などの研究チームにより観察されました。続きを読む…
弾丸を超える速さで繰り出されるシャコのパンチをマネできるロボットが誕生
寿司ネタとして知られるシャコは海底に住む節足動物の一種で、大きな足を使って繰り出す打撃はカニの甲羅や貝殻をたたき割るほどの威力で、水槽のガラスにもヒビを入れるほどだといわれています。そんなシャコのパンチのメカニズムをモデル化することで、その強力な攻撃を再現するロボットが開発されました。続きを読む……
カメが小鳥を狩る映像が衝撃的すぎて話題に、「カメの行動としては異質」
本来草食であるはずのゾウガメが、巣から落ちた鳥のひなを襲って食べている様子が撮影されました。ゾウガメが鳥に対して狩りを行う様子が撮影されたのはこれが初めてのことで、研究者は「完全に予想外の行動」だと述べています。続きを読む……
ガラガラヘビは鳴らす音を変えることで「相手の耳をだまして距離感を誤認させる」との研究結果
ガラガラヘビは天敵に出会うと尻尾を震わせて出る音で威嚇する習性で知られており、「ガラガラヘビの尻尾の中に何が入っているのか確かめてみたムービー」も大人気になっています。新たな研究で、ガラガラヘビが「相手が近づくと音を鳴らす頻度や周波数を変え、自分との距離感を誤認させる」という能力を持っていることが判明しました。続きを読む……
ヒマワリが成長すると「東を向きっぱなしになる」理由が解明か
ヒマワリは花が太陽を追うように動くという性質を持つことから、日本語では「向日葵」、英語では「Sunflower(太陽の花)」という名称を持っていますが、開花以降は基本的に東を向いたまま動かなくなります。ヒマワリの開花以降の向きが「東」である理由について、カリフォルニア大学デービス校の植物学者が新たな研究結果を発表しています。続きを読む……