RET融合遺伝子陽性NSCLCへのセルペルカチニブは日本人でも有効で日本人特有の副作用は認めず【日本肺… (日経BP)

RET阻害薬セルペルカチニブは、日本人のRET融合遺伝子陽性非小細胞肺癌(NSCLC)においても有効であり、日本人に特有な安全性の問題は認められないことが明らかとなった。セルペルカチニブのフェーズ1/2試験であるLIBRETTO-001試験のRET融合遺伝子陽性NSCLCの日本人集団について解析したところ、有効性……

デジタルの限界、文学の意味 西垣通さんと平野啓一郎さん 特別対談 (毎日新聞)

デジタル社会で生きる人間について語り合う、作家の平野啓一郎さん(右)と東大名誉教授の西垣通さん=東京都千代田区で2021年11月10日、藤井太郎撮影 毎日新聞夕刊文化面で寄稿「科学技術と人間」を連載中の情報学者、西垣通さん。今回は、長編小説「本心」(文芸春秋)で近未来の日本を描いた作家の……

核融合エネルギーの開発は今後どのように進んでいくのか?

かつて「実現不可能」と言われていた核融合エネルギーを利用した発電が、現実味を帯びてきています。今後数十年のうちに商用化が見込まれる核融合エネルギーですが、実際にはどのくらいのタイムスパンで研究が進んでいるのか、そもそもどのような研究が存在するのかを、natureが解説しています。続きを読む……

「生きたインク」を使えば壊れても自己再生する建物が実現するかもしれない

遺伝子操作された大腸菌から生成した「microbial ink(微生物インク)」と呼ばれる生体インクが開発されました。この微生物インクはまだ実験室段階ですが、圧力をかけると歯磨き粉のように絞り出され、さまざまな形状に3D印刷することが可能で、将来的には自己再生する建築素材として使われることも期待されています。続きを読む……

古代に発生した「第一のパンデミック」はこれまで知られていたものより大規模なものだったと歴史家が指摘

2020年から続く新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、1918年から1920年にかけて世界的に流行したスペインかぜ以来の「100年に一度のパンデミック」と呼ばれています。歴史の中で繰り返されるパンデミックのうち、541年から750年にかけてヨーロッパなどで猛威を振るったユスティニアヌスのペストに注目した最近の研究により、「第一のパンデミック」とも呼ばれるこのペストの被害が、これまで知られていたものより甚大だった可能性が浮かび上がりました。続きを読む……

怪獣のモデルとなった巨大昆虫=五箇公一 (毎日新聞)

この1年半は新型コロナウイルス感染拡大のため自宅で過ごす時間が増え、好きなSF映画をいろいろと鑑賞することができた。特にお気に入りなのが、昭和の時代に人気絶頂だった東宝怪獣映画シリーズ。着ぐるみ怪獣とミニチュアセットというアナログな特撮世界が子供の頃から好きだった。 この特撮怪獣シリ……

尿や汗使い、電気を作る 生物の仕組み応用「バイオ燃料電池」 (毎日新聞)

現代社会においてエネルギーの確保は欠かせない。一方、石炭・石油の使用による地球温暖化などエネルギーには課題も多い。そんな中、尿や汗からも電気を取り出せると聞いた。どんな方法なのだろうか。研究している四反田(したんだ)功・東京理科大准教授の研究室を訪ねた。 我々人間を含む生物は、炭……

8.0 (毎日新聞)

今から130年前の1891(明治24)年10月28日午前6時37分、岐阜県で巨大地震が発生した。死者7273人を出した濃尾地震だ。長さ計約80キロに及ぶ複数の断層が動き、地震の規模を示すマグニチュード(M)は8.0。日本列島の乗っている陸のプレート(岩板)の内部が震源となるタイプの「内陸型地震」では日本……

脳も「筋肉」使う? 神経細胞が相手を押して情報伝達 東大発見 (朝日新聞)

神経細胞とシナプス [PR] 神経細胞は、神経伝達物質か電気で互いに情報をやりとりすることが知られる。だが、これとは別に、神経細胞が力を生み出して情報伝達することを、東京大の河西春郎教授(神経科学)らのグループが発見した。情報伝達の舞台は神経細胞の一部が接し合う「シナプス」で、接する片……