これまでの研究により、大気汚染は呼吸器だけでなく脳や目にも影響を及ぼし、知能の低下や失明につながる可能性があることが分かっています。さらに、マウスを大気汚染にさらす実験によりPM2.5を吸い込むと生殖器まで影響を受けることが分かりました。続きを読む……
「ウォーキングとサイクリング」ではどちらが健康のメリットが大きいのか?
適度な運動が健康にいいことはよく知られており、運動の中でもウォーキングとサイクリングは思い立ったらすぐにできる手軽さが魅力で、トレッドミルやフィットネスバイクを使えば天気に左右されず家の中でも可能です。そんなウォーキングとサイクリングを比較すると「どちらがより優れた運動になるのか?」を、科学系ニュースサイトのLive Scienceがまとめました。続きを読む……
600万年以上前に刻まれた足跡の化石が示す可能性とは?
研究が進み古代の化石がどんどん見つかっても、人類がサルからどのように進化したのかはなかなか解明されません。そんな中、ギリシャで発見された足跡の化石が、人類の進化のカギを握るかもしれないと報告されています。続きを読む……
長期のメンタルトレーニングが慢性的なストレスを25%軽減することが「髪の毛」の分析で判明
現代人は仕事や日常生活でさまざまなストレスにさらされており、メンタルヘルスの悪化や身体への悪影響が懸念されています。ストレスを軽減する方法としてマインドフルネスなどのメンタルトレーニングに注目が集まっていますが、その効果を客観的な方法で測定するのは難しいもの。新たな研究ではメンタルトレーニングの効果を測定するため、「髪の毛」を用いた分析を行ったことが報告されています。続きを読む……
ヒトの脳は7万年前から縮小しつつある
ヒトは火を使う能力を身に付け、直立歩行を行い、精巧な言語を発達させました。さらに高度な文明を築き、複雑な脳を持つことで未来を計画したり過去を処理したりできるようになりました。もちろんこれらは脳の進化によって可能になったわけですが、実はヒトの脳の容積はおよそ7万年前を境に縮小傾向にあることがわかっています。サンフランシスコ大学が、2017年に学生のサヴァンナ・ロビソンさんが脳の縮小傾向とその原因をまとめたエッセイを紹介しています。続きを読む……
瞳孔のサイズは明るさだけでなく「知覚している物体の数」でも変化することが判明
網膜に到達する光を通す瞳孔は、明るい場所では収縮して取り込む光量を減らし、暗い場所では拡大して光量を増やします。ところが、瞳孔のサイズは光だけでなく「見ている物体の数」によっても変化することが、新たな研究で示されました。続きを読む……
水の新しい形態「超イオン氷」が海王星や天王星の内部に存在する可能性
水は固体・液体・気体の3つの状態に変化しますが、実は液体の状態だけでも12以上の異なる構造が存在しています。氷にも複数の構造が存在しているとされており、そのひとつが「超イオン氷」と呼ばれる構造です。この超イオン氷が海王星や天王星の地下深くに存在している可能性を科学者たちが指摘しています。続きを読む……
超音波ビームで「がん治療薬を脳に送り込む」治療法が登場
従来のモノクローナル抗体治療では効果が見込めなかった脳内のがんについて、新たに「MRIと超音波ビームでモノクローナル抗体を脳に送り込む」という治療法が登場しました。続きを読む……
偽薬で症状が改善する「プラセボ効果」では脳で何が起こっているのか?
本物の薬のように見えて実際は有効成分が全く含まれていない偽物の薬をプラセボ(偽薬)と呼び、有効成分が含まれていないはずの偽薬を飲むことで症状の改善が見られる「プラセボ効果」があるといわれています。このプラセボ効果が発生している最中の脳活動を観察する実験を、シドニー大学医学部の研究チームが発表しました。続きを読む……
致死性の病原菌入りアロマスプレーがスーパーマーケットや通販で販売されていた
アメリカでは2021年3月から7月にかけて、類鼻疽(るいびそ)という主に東南アジアを中心に流行する感染症の患者が4人発生し、そのうち2人が死亡しました。アメリカ在住で直近の渡航歴もない人々が類鼻疽を発症した経路を調査したアメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、「大手スーパーチェーンのウォルマートで販売されていたアロマスプレー」に類鼻疽菌が含まれていることを突き止めました。続きを読む……