温泉で「美肌せっけん」 塩原温泉女将の会が製薬会社と共同開発

 塩原温泉女将(おかみ)の会(栃木県那須塩原市)が市内に工場をもつミナト製薬(東京都中央区)と同温泉の温泉水を配合した洗顔せっけん「みかえり乙女」を共同開発した。塩原温泉の旅館9施設やインターネットで販売したところ、初回製造分は完売。県外からの問い合わせも相次ぐ。観光業は新型コロナウイルスの影響で苦戦が続くが、自慢の温泉が女性の肌だけでなく街にも活力を与えようとしている。…

食品ロス削減、多業種に拡大 閉店後に従業員へ販売、果物皮由来のシロップも

 本来は食べられる食品にもかかわらず捨てられてしまう「フードロス(食品廃棄)」を削減する取り組みが盛んになってきた。国連の持続可能な開発目標「SDGs」への社会的関心が高まる中、フードロス削減は企業にとっても顧客満足度や自社の企業価値を向上させる効果が期待できる。食品関連企業だけでなく、ホテルや鉄道会社にも削減の輪が広がっている。…

ホワイト勤務は当然 ぎょうざの満洲「飲食業でも1日8時間で週休2日」の理由

 埼玉県を中心に直営100店舗を展開する中華料理チェーン「ぎょうざの満洲」は、飲食業では珍しく、社員は「1日8時間勤務、週休2日」となっている。なぜ長時間勤務をせずとも店舗を運営できるのか。そこにはさまざまな「効率化」の工夫がある--。※本稿は、辰井裕紀『強くてうまい!ローカル飲食チェーン』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。…

宴会場で葬祭・採用試験…苦境のホテルが知恵絞る

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は20日、緊急事態宣言を、すでに発令中の東京、大阪など6都府県に加え、茨城、栃木、京都など7府県にも発令した。多くの企業が宴会や会食の禁止を続ける見通しで、宴会場やレストランを多く抱えるホテルは法人需要の落ち込みが続く。苦境を打開しようと、宴会場を葬祭や採用試験の会場として使うことを提案するなど、知恵を絞るホテルも出てきた。…

全日空、国内線10便をLCCに移管

 全日本空輸(ANA)が10月末から観光客の利用が多い国内線10便について、グループ傘下の格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府)に運航を移管する方針であることが23日、分かった。新型コロナウイルス禍からの需要回復が、ビジネス客よりも観光客の方が早いと見込んでの措置。ANAホールディングスによると、国内の運航便をLCCに移す路線再編は同社で初めて。…

日本ハンドボールリーグ、ネット配信を有料化 収益化狙う

 日本ハンドボールリーグの葦原一正代表理事らが23日、オンラインで会見し、リーグ戦の映像をインターネットで無料配信していた「JHLtv」を今季から有料化すると発表した。ライブ配信のみ視聴できるコースは月額税込み490円、ライブ配信とアーカイブを視聴可能なコースは同990円とする。葦原代表理事は「リーグの財政基盤は相当、厳しい。全くお金がない。しっかり収益化していかないと、たくさんの方々に伝えられない」と説明した。…