診断書の偽造についてトップが認識していながら隠蔽(いんぺい)に加担したことは、国内スポーツ界の大きな負の遺産だ。日本バレーボール協会のビーチバレー国際大会を巡る一連の不祥事だ。13日の理事会で嶋岡健治会長の解任など計4人を処分して終幕を……
東京五輪で魅力伝わったスケボー「国より個」価値観、北京でスノボ輝かせる
「ゴン攻め/ビッタビタ」。今年の新語・流行語大賞でトップ10に選ばれた言葉だ。東京オリンピックで実施されたスケートボードのテレビ中継で解説者が発したもので、同大会では唯一のトップ10入りだった。 東京五輪 スケートボード女子ストリート予……
「それって大阪?」過疎地分校残す思い乗せた卓球大会から1年、灯は消えず
豊中高校能勢分校で行われた第2回の卓球大会「翔晋杯」 大阪府最北端の町の人口は、10月末時点で9512人となった。 1年前からは207人の減少-。 そんなデータを見ながら、ふと、1人の青年の「その後」が気になった。 2020年秋、私は豊……
氷上「鬼滅の刃」に挑んだオランダ組、2次創作で広がるフィギュアの可能性
先日、ポーランドのワルシャワで行われたフィギュアスケートの国際大会でのことだった。 北京五輪を目指す日本のカップル、村元哉中・高橋大輔組を見ようと、アイスダンスのフリーダンスのライブ配信映像を見ていた多くの人が、同じように思っただろう。……
妊娠は「奇跡」と分かっているけど、2度目でもやっぱり大変/中川真依
先日、SNSでも報告させてもらったが、このたび、第2子を授かることができた。すでに妊娠後期に入っており、来月に出産を控えている。 今回は、第2子を妊娠し、私が経験してきた妊娠中のマイナートラブルについて話そうと思う。 長女を出産してから……
プロスイマーになった瀬戸大也「本当の意味で自立」退路を断ってパリ五輪へ
競泳男子の瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が海外を転戦している。東京五輪を終えて、多くのアスリートがひと息つく中、単身で日本を飛び出した。金メダル候補だった東京で痛恨のメダルなし。長年のライバルだった萩野公介(27)が引退する中で……
「イギリス型」と「アメリカ型」スポーツの面白さ/加藤友里恵
先日、成蹊大学のオンライン授業に参加した。授業名は「World Sports」、テーマは「スポーツからみる世界」。そのゲストスピーカーとして参加させていただいた。 トライアスロンの歴史、マネジメント、メディアなどについて触れ、学生たちと……
東大に籍置く秀才・浅見明太 太陽電池の研究しながらカヌーに奮闘
東京オリンピック(五輪)会場となったカヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区)で、東大に籍を置く秀才が選手として奮闘した。 今月13、14日に行われたカヌー・スラロームの日本選手権とNHK杯全日本競技会。16年リオデジャネイロ五輪銅メ……
「ソリダリティ=連帯感」東京2020大会で学んだ大事なこと/伊藤華英
日本オリンピック委員会(JOC)から10月27日に「Team Japan」ブランドの発表があった。この日は北京冬季オリンピック100日前。ロゴ、エンブレムも一新した。タグラインは「RISING TOGHETHER」。昇る朝日の意味も含み……
父から息子へ受け継がれた4回転 鍵山優真の大逆転Vでよみがえった記憶
北海道・旭川市で開催された1990年11月のNHK杯で初めてフィギュアスケートを取材した。お目当ては前年の世界選手権で女子で初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷させて優勝した伊藤みどりだったが、今も記憶に残っているのは鍵山正……