今回は、スポーツと地域・社会との関わり合いについてお話ししたい。私は千葉県松戸市で生まれ、1歳の時に銚子市へ移住し、高校卒業までその地で育った。 銚子市は私のふるさとだ。 日本の最東端であり、海に囲まれ、漁業・農業が盛んで自然にあふれて……
良くも悪くも発信力を発揮した丸川前五輪相 「冷や冷や」した関係者も
岸田内閣発足に伴い、数々の発言が注目された丸川珠代前五輪相(50)も退任した。東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの中止や再延期を望む人々の反感を買い、発言がツイッターで、トレンド入りすることもあった。 新型コロナ対策分科会の尾身茂……
母校の歴史を変えるため…肉体改造の成果示すため 運命のドラフト待つ
「運命の1日」が、まもなくやってくる。10月11日、プロ野球ドラフト会議。自らを変える。母校の歴史を変える。さまざまな「チェンジ」に挑む男たちの姿を追った。 ドラフトを直前に控え、笑顔を見せる千葉学芸・有薗 ■有薗直輝、千葉学芸初のプロ……
大会前日のアイスクリームが私を支えてくれた/中川真依
多くのアスリートが持っているであろうルーティン。私も選手時代は、試合に向けていくつかのルーティンがあった。今回は、その中の1つを紹介しようと思う。それは、試合前日のアイスクリームだ。 ある試合で結果も内容もとても良かったことがあった。試……
「楽しむスポーツ」が社会を変える これも東京のレガシーに/伊藤華英
今月上旬まで行われていた東京2020大会だが、既に過去のものになりつつある。関わった人たちが次のステージへ向かっていることも、その理由の1つだろう。しかしここで少しだけ立ち止まって、「スポーツ」とはどんなものなのか、ひもといていきたい。……
余韻に浸っている時間はない「わずか3年」パリへの戦いもう始まっている
東京五輪が終わって1カ月、パラリンピックが終わって1週間たった。スポーツ庁の室伏広治長官は10日に会見し、日本選手団の活躍をねぎらい「スポーツが持つ価値を多くの国民に伝えたと思っている」と振り返った。確かに、日本中が沸く場面は五輪、パラ……
「メダル1号」宇田秀生が東京に刻んだ大きな足跡/加藤友里恵
パラリンピアンたちの熱き戦いが幕を閉じた。素晴らしいパフォーマンスに感動したことはもちろんだが、選手が見せた人間の可能性や自らの限界に挑戦する姿に、生きる力や希望を与えてもらった。 パラトライアスロン競技では、男子PTS4(運動機能障害……
パリでは感じてほしい!選手のパワー引き出す会場の応援/中川真依
東京オリンピック・パラリンピックが閉幕し、さまざまな思いが心を駆け巡った。最も印象に残ったのは、無観客試合だったことだ。 選手にとっても、関係者にとっても、このような大舞台で無観客というのは、今までに経験したことがないのではないだろうか……
パラの「ホームの利」は遅れてくるはず そのために競技人口増やす努力を
東京パラリンピックで日本中を沸かせた日本選手団が6日、解団した。金メダル13個、銀と銅を合わせて51個の成績は、16年リオの金0、計24個からメダル数で倍増した。河合純一団長は「強化を積み重ねてきた結果。12の競技からメダリストが出たこ……
本当の意味での「共生」へ パラと五輪が一緒になる日がきてくれれば
パラリンピックの13日間は楽しかった。単純にスポーツとして、見るべきものが多かった。もちろん、五輪も素晴らしかったが、ある程度は想定内。パラは時に想像を超えてきた。両大会で1カ月半、スポーツを堪能した。感動することもあったし、涙すること……