【新「日常」の先(下)】AIカフェで密の「宿命」回避、配膳ロボが活躍

 そこに店がある限り、人は集まる-。飲食業などは基本的に人を集めなければ成り立たないビジネスだ。密や接触という「宿命」を、ロボット技術や人工知能(AI)を駆使して解消しようという動きが出てきた。背景にあるのは、コロナ禍で強まった「安全・安心」志向がこの先、後退することはないという見方だ。…

令和も活躍する「TVアナログ放送」の周波数 4K圧縮技術で音楽ライブ、災害時の配信も

 アナログテレビジョン放送の「地デジ化」で使わなくなった周波数帯(VHF帯)を有効活用し、被災地などから鮮明な4K画質の映像を送る取り組みが進められている。かつてのアナログテレビ放送用の周波数帯は山間地でもデータを送りやすいなどの利点がある一方、周波数帯域幅の制限により大量のデータの送信には適しておらず、地方自治体も十分に活用しきれていないのが実態。こうした中、映像データの圧縮技術に強みを持つFree-D(東京)は撮影対象の「動き」の大きさに着目し、画質を落とさずにデータの量を減らす技術を導入した。…

【新「日常」の先(上)】転勤よさらば、国境越えてテレワーク 企業の動向から働き方展望

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が全面解除された。だが「感染第6波」も予想され、コロナとの戦いは終わることがない。働き方や生活スタイルが一変した「新常態(ニューノーマル)」はこの先どうなるのか。コロナは今後も社会に変化を求め続けるのか、企業の動向から展望した。…