タリバンによるカブール制圧とその後の混乱が世界を震撼させている。イスラム過激派によるテロの温床になる危険性に加え、女子教育の否定など女性の人権を蹂躙(じゅうりん)する懸念などが背景にあることは間違いない。しかし一方で、「イスラム教=男女差別的」と決めつけることも一面的である。タリバンの主張とイスラム教の教えは必ずしも合致しない。本稿では、タリバンの主張を出発点に、イスラム教とジェンダー平等について改めて考え、イスラム教を理解する一助にしたい。…
アップルを日本で復活させた賢者が語る、ビジネスで「学び」を最大化する方法 – ビジネスを強くする教養
ソニーやディズニー、AOLなどを経て、アップル米国本社のマーケティング担当ヴァイス・プレジデント(副社長)兼日本法人代表として活躍し、現在は人々の感性を磨き、学びを助ける事業(株式会社リアルディア)を展開している前刀禎明氏が、『学び続ける知性 ワンダーラーニングでいこう』を発刊した。ビジネスシーンではさまざまに学びの重要性が叫ばれているが、同氏は現行の日本市場を見て、「学び」についてどう考えているのだろうか。…
国立科学博物館「植物展」が面白い!DNAレベルで進化の系統樹が整理されていた – ビジネスを強くする教養
東京・上野の国立科学博物館で特別展「植物 地球を支える仲間たち」が開催中だ。目玉の展示植物は、世界最大の花「ラフレシア」、高さ2.72mの花「ショクダイオオコンニャク」、数百年生きる葉「キソウテンガイ」、最古の植物化石「クックソニア」といった普段はお目にかかれない奇怪な造形物の数々だ。動物とはちょっと違う生命進化の経路も面白い。夏休みといえば「恐竜展」が定番だが、今年は「植物展」で生物の勉強をするのもいいのでは。…
東京五輪の報道がメダル獲得数ばかりの日本に、絶対足りない3つの視点 – ビジネスを強くする教養
数々の失態で、日本の五輪組織委員会は、世界から「差別主義者の巣窟」に見えてしまっているだろう。大坂なおみ選手の最終聖火ランナー登用くらいでは、日本の多様性に対する、世界の不信感は払拭できないのではないか。東京五輪の反省を踏まえて、いかに日本がダイバーシティーを進めていくかについて、三つの視点からアイデアを示したい。…
コンビニ店員にキレる日本人に絶対足りない感性、「贈与」のススメ – ビジネスを強くする教養
コロナ禍でエッセンシャルワーカーの存在、そのありがたみが認識された一方、コンビニ店員にキレる人も一定数いる。『世界は贈与でできている』の著者・近内悠太さん、社会全体が「贈与」の感性を磨くことが、日本の真の豊かさにつながると説く。…