米国などで人気が急拡大している炭酸入りの低アルコール飲料「ハードセルツァー」が日本でも注目を集め始めている。米コカ・コーラが9月に日本市場に初参入し、日本で先行するサッポロビールやオリオンビール(沖縄県)との競争が熱を帯びてきた。ただ、日本ではすでに市場が確立している缶チューハイとの類似性が指摘されるうえ、ターゲットになる若者のアルコール離れも進む。こうした中でどこまで消費を広げられるか。業界の関心が高まっている。…
10月の百貨店販売は増収 宣言解除で回復傾向
大手百貨店4社が1日発表した10月の既存店売上高(速報)は、新型コロナウイルス流行に伴う緊急事態宣言が9月末をもって全面解除されて客足が伸び、前年同月比0・2~6・8%増となり回復傾向が見られた。…
三菱電機、テレビ撤退検討 競争激化で採算厳しく
三菱電機は1日、液晶テレビ事業を縮小すると発表した。中国や韓国勢との競争が激しく、採算が厳しくなっていた。家電量販店への出荷を9月に終了し、将来的には撤退も含めて検討する。エアコンなど空調冷熱システムといった重点分野に経営資源を振り向け、収益力強化を図る構えだ。…
コロナの「出口戦略を」 日商の三村会頭
日本商工会議所の三村明夫会頭は、衆院選で自民党が単独過半数を確保したことについて、「安定的な国政運営のかじ取りに対する有権者の評価と新たな成長に向けた期待のあらわれと受け止めている」とのコメントを発表した。…
「エネルギー政策の推進を」 石油連盟の杉森務会長
衆院選の結果を受け、石油連盟の杉森務会長(ENEOSホールディングス会長)は1日、「緊急事態宣言が解除される中、本格的な経済の回復・成長に向けた力強い政策を着実に実行し、安定的な政権運営の継続を政府に期待している」とのコメントを発表した。…
トヨタ幹部「トップ同士でなぜ言えない」 日鉄に遺憾の意、特許侵害の訴訟めぐり
特許侵害の疑いがある電磁鋼板を使った電動車を製造、販売したして、日本製鉄に提訴されたトヨタ自動車は1日、「トップ同士でなぜ言えないのか」と、訴訟に踏み切った日鉄の姿勢に遺憾の意を表明した。そのうえで「訴えられたほうとしては潔白を証明するしかない。それに向けて最善を尽くす」との考えを明らかにした。…
トヨタ社長「日本のものづくり守る」 創始者顕彰祭で強調
トヨタ自動車グループの創始者、豊田佐吉(1867~1930年)の功績をたたえる顕彰祭が命日の30日、生誕地の静岡県湖西市で開かれた。市によると、ひ孫に当たるトヨタ社長の豊田章男氏は、水素エンジン開発など脱炭素化に向けた取り組みを紹介し「日本のものづくりと自動車産業を守り抜く」との思いを強調した。…
トヨタ、米工場に投資 525億円、エンジン生産増強
トヨタ自動車は29日、米南部ケンタッキー州の工場に4億6100万ドル(約525億円)を投資すると発表した。エンジンの生産ラインの増強などを進める。温室効果ガスの排出量削減につなげる狙いもある。…
トコウ、塗料代無料の塗装サービス 在庫塗料利用で
塗装業のトコウ(埼玉県入間市)は、作業後に余った在庫塗料を利用して、塗料代を無料とし、作業料金だけで塗装するサービスを始めた。在庫塗料は1年間の保管期間を過ぎると廃棄しているが、新サービスによって廃棄塗料を削減するとともに、新規顧客の開拓にもつなげる。…