ダイキン、7年度までに全空調機器を「脱レアアース」へ

 ダイキン工業は令和7(2025)年度までに、全ての空調機器でレアアース(希土類)の使用量をほぼゼロにする。国内では多くのレアアースを中国からの輸入に頼っている。電気自動車(EV)向けなどの需要増大による価格上昇が予想されるほか、米中対立など地政学的な緊張が高まる中、国内メーカー各社は、経済安全保障の観点から脱レアアース技術の実用化を急いでいる。…

京大とダイセル、バイオマス共同研究 包括連携協定を締結

 京都大学と化学メーカーのダイセル(大阪市北区)は8日、バイオマスなど再生可能エネルギーの研究に関する包括連携協定を締結した。共同研究の拠点を京大宇治キャンパス(京都府宇治市)に設置。自然と共生する循環型社会や低炭素社会の実現、新たな産業創出などへの貢献を目指す。協定の期間は令和12年3月まで。…

日鉄など、バッテリー搭載LNG船建造へ

 日本製鉄と常石造船(広島県福山市)などは、液化天然ガス(LNG)を燃料として使い、リチウムイオンバッテリーを搭載した石灰石運搬船を建造することで合意した。ディーゼル燃料を使った従来の同型船に比べ二酸化炭素(CO2)の排出量を約24%減らす。…

製紙大手、木材新素材「CNF」に活路 収益確保へ用途探る 日本製紙は化粧品

 製紙各社が、軽さと丈夫さを兼ね備えた木材由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」の用途開拓を急いでいる。日本製紙は、CNFを原料に使った化粧品を開発し、子会社を通じて市場参入する。王子ホールディングス(HD)は、ガラス窓の代替を狙う。各社とも、製紙事業で培ったノウハウや日本の豊富な木材資源を生かせるCNFを新たな経営の柱に育て、紙需要の減少による収益減を補いたい考えだ。…

スバル、新型アウトバックを発表 7年ぶり全面改良

 SUBARU(スバル)は7日、スポーツタイプ多目的車(SUV)「レガシィ アウトバック」の新型車を正式発表した。最新の機能を搭載した主力車で、全面改良は7年ぶり。高度な運転支援システム「アイサイトX」を標準装備し、高速道路で渋滞時にハンドルから手を放して走行できる自動運転「レベル2」の機能を備えた。…

「フルードパワー国際見本市」など5展示会、今日6日から一斉開催

 6日から8日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)南ホールで、産経新聞社主催・特別協力の「第26回フルードパワー国際見本市 IFPEX2021」「測定計測展2021」「センサエキスポジャパン2021 オータム」が開催される。脱炭素化に欠かせない省エネ技術をはじめ、ITを駆使して業務を変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)を支える最新の製品やシステムが一堂に会する。…