アサヒビールが「マルエフ」28年ぶり復活 スーパードライに次ぐ第2の柱に

 アサヒビールは8日、「マルエフ」の通称で知られる伝統的なブランド「アサヒ生ビール」の家庭用販売を再開すると発表した。一部の飲食店で扱っているが、缶の通年商品では約28年ぶりの復活で、14日に全国で発売する。2026年まで段階的に続くビール減税を見据え、主力の「スーパードライ」に次ぐ第2の柱に育てる。…

データセンター5年前倒し 大和ハウス、需要増で完成急ぐ

 大和ハウス工業が千葉県印西市に建設中の大型データセンターの完成時期を当初予定の令和12年から5年前倒しすることが分かった。新型コロナウイルス流行に伴う在宅勤務や動画配信閲覧などで急速に増えたデータ処理の需要に対応する。敷地面積約23万平方メートルの現在の建設予定地とほぼ同じ広さの新しい用地を近隣で確保し、事業拡張に向けた環境整備も進める。…

EV無線充電で手間軽減、大日本印刷がシート型コイルを開発 厚さ、重量が約4分の1

 大日本印刷は、ケーブルを接続することなく電気自動車(EV)への充電を可能にするワイヤレス充電技術で、米国自動車技術会(SAE)が定める大電力伝送規格に対応したシート型コイルを開発した。ワイヤレス充電用コイルは海外では一部のEVに搭載されているが、従来製品に比べて厚さ、重量とも約4分の1に低減した。実用化が進めば充電の手間が軽減し、EVの普及につながる可能性がある。…

ロゴを刻印して“四国愛”たっぷり ゆるキャラ入りマスクが人気

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの需要が急拡大し、地方でもマスク製造に新規参入する企業が増えている。愛媛県松前町の「山陽物産」もその一つ。ホテルのアメニティーグッズを製造・販売している会社だが、昨年3月に完成した新工場で不織布マスクの生産を始めた。何とか差別化をはかろうと四国4県のご当地キャラクターなどをワンポイントロゴとして刻印。“四国愛”を強調して、大手スーパーなどに販路を伸ばしている。…

電力データ活用し広告配信 東電など、使用時間帯から世帯構成推計

 東京電力ホールディングスや関西電力、中部電力などが設立したグリッドデータバンク・ラボ(東京)は、電力の利用データから地域の世帯構成を推計し、デジタル広告に活用するサービスを始めた。時間帯ごとの使用量が分かるスマートメーターを活用し、興味を引きそうな人が多く住む地域を狙って広告を配信する。当初は東京23区を対象とする。…