シャープ増収増益 巣ごもり需要で好調も、半導体不足が影響

 シャープが5日発表した令和3年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比18・9%増の6115億円、最終利益が2・6倍の216億円で増収増益となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた巣ごもり需要が続き、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電、テレビの販売が好調だった一方、世界的な半導体不足が生産に影響した。…

自動車大手、7社そろって増収 3年4~6月期

 自動車大手7社の令和3年4~6月期連結決算が5日、出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ販売が回復し、7社がそろって増収。トヨタ自動車とスズキは大幅増益となり、前年同期に赤字だった5社は黒字転換した。…

2030年に新車50%電動化 米政権目標、中欧に対抗

【ワシントン=塩原永久】バイデン米政権は5日、米国で販売する新車に占める電気自動車(EV)など電動車の割合を2030年に50%に引き上げる目標を発表した。環境意識の高まりを受けた「脱ガソリン車」の潮流で先行する欧州や中国に対抗し、電動化を加速させる。電動車からはモーターとエンジン併用のハイブリッド車(HV)を除外した。日本勢を含む世界の自動車メーカーの戦略に影響を与えそうだ。…

ENEOS、「CO2フリー水素」供給網構築へ 東京湾岸と青森県で調査事業

 石油元売り国内最大手のENEOS(エネオス)は、製造時に二酸化炭素(CO2)を排出しない「CO2フリー水素」の供給網をつくるための調査事業を、東京湾岸地区と青森県のむつ小川原地区で行う。CO2フリー水素は、地球温暖化対策に貢献する技術として注目されており、調査事業を通じて水素の社会実装を急ぐ。…