関西スーパー異議申し立て 統合差し止め取り消し求め

 関西スーパーマーケットは24日、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの経営統合手続きの差し止めを命じた神戸地裁の仮処分決定を不服として、同地裁に決定取り消しを求める異議を申し立てた。決定は首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)の主張を認めていた。統合の可否は再び司法の場で争われる。…

サムスン、米に半導体工場 2兆円投資

 韓国の電機大手サムスン電子は24日、米南部テキサス州テイラーに新たな半導体製造工場を建設すると発表した。投資規模は、同社の米国での投資としては過去最高の170億ドル(約2兆円)。来年着工し、2024年後半の稼働開始を目指している。…

TOBの検討方針を撤回 投資会社、東京機械巡り

 新聞輪転機メーカー、東京機械製作所の大株主である投資会社のアジア開発キャピタルは24日、東京機械による買収防衛策の中止後に、改めて検討する方針を示していた株式公開買い付け(TOB)など大規模買い付けについて、方針を撤回すると発表した。…

東芝主要株主が3分割反対「課題解決しない」

 東芝の主要株主で、シンガポールの資産運用会社、3Dインベストメント・パートナーズは24日、東芝の会社3分割計画に反対を表明する書簡を公開した。「本質的な課題を解決しない」と批判している。3D社は東芝株7%程度を保有。主要株主の反対姿勢が公になるのは初めてとみられる。…

世界都市総合力、東京3位 働きやすさ大幅に向上

 森ビルのシンクタンクである森記念財団都市戦略研究所は24日、2021年の世界の都市総合力ランキングを発表した。東京はロンドン、ニューヨークに次いで6年連続の3位。早退や在宅勤務のしやすさを居住者に調査した「働き方の柔軟性」が前回41位から2位まで飛躍的に順位を伸ばした。新型コロナウイルス禍が世界主要都市に及ぼした影響は都市によってさまざまで、東京は就業環境の改善や五輪・パラリンピック開催により、総合スコアでプラスに転じた。…

関西スーパー統合、司法認めなければ3つの道

 関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの経営統合を差し止める仮処分が22日に決定し、12月1日に予定している統合の先行きが再び見通せなくなった。関西スーパーは神戸地裁に仮処分の保全異議の申し立てを行う方針だが、その後の手続も含め、最終的に関西スーパーの主張が裁判所に認められなければ、統合へは大きく3つの道が残されている。…

関西スーパー株に買い殺到、オーケーによる買収の可能性が高まったとみて

 休日明け24日午前の東京株式市場で、関西スーパーマーケット株に買い注文が殺到し、値幅制限いっぱいのストップ高水準の買い気配で推移した。エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの統合が難しくなり、首都圏地盤のスーパー、オーケーによる買収の可能性が高まったとみた買いが集まった。…

キリン合弁の清算申し立て ミャンマー国軍系企業

 ミャンマーの国軍系複合企業が23日までに、キリンホールディングスとの合弁会社で同国ビール最大手のミャンマー・ブルワリーの清算を裁判所に申し立てたことが分かった。キリンは2月のクーデター後、同社との合弁解消を発表し、具体的な交渉を進めていたところだった。…

「忘年会なし」企業7割 制限撤廃も外食苦境  

 新型コロナウイルス下の行動制限緩和策が、各都道府県の手続きを経て月内にも実施される。緊急事態宣言下でも条件付きで店利用の人数制限がなくなり、外食業界からは歓迎の声が上がる。ただ居酒屋業態は生活様式の変化で宣言が明けた10月以降も客足の回復は鈍いまま。忘年会や新年会を開催しない企業が7割超に上るとの調査結果もあり、かき入れ時の年末年始も厳しい状況が続きそうだ。…