東芝は12日、昨年7月の定時株主総会をめぐる株主妨害問題について追加調査した「ガバナンス強化委員会」の報告書を公表した。報告書では株主に対する妨害行為が違法とはいえないとしながらも、「企業倫理に反する行為」と指摘、車谷暢昭(くるまたに・のぶあき)前社長も「大筋で認識していた」と認定した。…
ブリヂストン、コンベヤーベルト事業撤退 収益低下
ブリヂストンは、鉱山などで使うコンベヤーベルトの生産・販売から令和6年末に撤退する。中国製の安い製品などが台頭し、収益力の低下が見込まれるため。横浜市の工場や技術センターなどで勤務する210人の国内従業員は配置転換する。…
東洋紡、富山の2工場の生産休止へ アパレル市場の縮小を受け
東洋紡は、令和6年3月をめどに富山県内にある井波工場(南砺市)と入善工場(入善町)の生産を休止する。
ジェイテクト、産廃活用し燃料電池 「ギ酸」で国内初開発 非常用など念頭
トヨタ自動車グループのジェイテクトは、樹脂や酢酸を製造する際の副産物で産業廃棄物として処理されている「ギ酸」を燃料として発電する電池を開発した。ギ酸を燃料とした電池の開発は国内で初めて。令和12年までの実用化を目指す。…
3D計測外販、靴の大量廃棄解決に一役 クロスディーズが量販店へ受注生産普及
本革のオーダーメードシューズをサブスクリプション(定額課金)で提供するベンチャー企業、crossDs japan(クロスディーズジャパン、東京都中央区)は、独自の3次元(3D)計測・プリンター技術で製作した靴の原型「木型(きがた)」を靴量販店に提供するサービスを始めた。「足に合う靴がない」という悩みを解消するオーダーメードシューズを普及させるとともに、靴業界が抱える大量廃棄問題の解決にも貢献する。…
「これがなければiPhoneは作れない」日本企業が世界シェアで圧倒するすごい電子部品
iPhoneなどのスマートフォンには、1台あたり約800~1000個の「積層セラミックコンデンサ(MLCC)」が使われている。それらのほとんどは日本企業の商品だ。エコノミストのエミン・ユルマズさんは「日本の半導体はかつて圧倒的な世界シェアを誇っていた。半導体そのものでは後退したが、MLCCのような関連部材では依然として大きな存在感がある」という--。…
ディズニー181億円黒字 7~9月期、動画伸び減速
米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが10日発表した2021年7~9月期決算の最終損益は1億5900万ドル(約181億円)の黒字だった。前年同期は7億1千万ドルの赤字。新型コロナウイルス禍からの経済活動再開でテーマパークは堅調だったが、動画配信サービス「ディズニープラス」の加入者数増加幅は前四半期から減速した。…
生物の構造・機能まねて製品開発 付着物防ぐ塗料 花王、食虫植物に着目
生物の優れた構造や機能をまねるバイオミメティクス(生物模倣技術)による製品開発が広がっている。進化や自然淘(とう)汰(た)の中で蓄積した“技術”を活用し、開発期間の短縮を狙う。花王は食虫植物にヒントを得て、表面に塗布すると鳥のふんや雪などが付着せずに滑り落ちるコーティング剤の技術を開発。稲の葉が持つ撥(はっ)水(すい)の構造を再現した帝人の生地は衣類に広く使われている。…
【脱炭素最前線】川崎重工 水素発電のリード役担う覚悟実現へ、世界初の専用ガスタービン開発 西村元彦執行役員インタビュー
神戸港に浮かぶ人工島「ポートアイランド」で、脱炭素社会の先駆けとなる取り組みが行われている。燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出しない水素を燃料に使ったガスタービン発電の実証事業だ。…