甘くて絶品、知る人ぞ知る「比良すいか」 地元農家の努力で夏の目玉商品に

 琵琶湖を望む比良山系のふもと、自然豊かな大津市の比良地域で生産されている「比良(ひら)すいか」は知る人ぞ知る湖国の夏の顔となっている。甘みが強く、口の中で溶けるような柔らかな食感が特徴だ。同地域では江戸時代からスイカ作りを続けてきたが、比良すいかとしてブランド化したのはこの20年ほどのこと。農家の減少という危機に直面したことが、比類無い味を磨くきっかけになった。…

小説は「音声先行」発売が潮流? 急成長の“耳読書”市場に作家も熱視線 

 俳優や声優などが読み上げた本の音声を聴いて楽しむ「オーディオブック」。聴き放題サービスの浸透や新型コロナウイルス禍による在宅時間増もあって急拡大しているこの“耳読書”市場に、小説家たちも熱い視線を注いでいる。オーディオブック向けに新作を書き下ろしたり、紙や電子の発売と同時に配信したり。部数が伸び悩む文芸書の読書発掘や、新しい表現の可能性にも期待がかかる。…