アメンホテプ1世は、古代エジプトの歴代ファラオの中でも知名度の高い王の一人です。
第18王朝の第2代ファラオとして、紀元前1551〜1524年頃(BC1525〜1504の説もある)まで在位しました。
彼のミイラは1881年に見つかっているものの、棺が花輪で装飾されたり、精巧なフェイスマスクで覆われていたため、今日まで開封がためらわれていました。
しかし今回、3次元CTスキャンを用いることで初めて、棺の中をのぞき見る「デジタル開封」が行われました。
埋葬から3000年の時を経て、ついにアメンホテプ1世の遺体を調べることに成功しています。
研究は、12月28日付けで学術誌『Frontiers in Medicine』に掲載されました。
目次 「アメンホテプ1世」はどんなファラオだったのか 「アメンホテプ1世」はどんなファラオだったのか アメンホテプ1世は、少年期に第18王朝の初代フ…
参考文献
Mummy of famous Egyptian pharaoh digitally unwrapped for first time in 3,000 years
https://www.livescience.com/mummy-of-pharaoh-amenhotep-unwrapped
Scientists digitally ‘unwrap’ mummy of pharaoh Amenhotep I for the first time in 3,000 years
https://phys.org/news/2021-12-scientists-digitally-unwrap-mummy-pharaoh.html
元論文
Digital Unwrapping of the Mummy of King Amenhotep I (1525–1504 BC) Using CT
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmed.2021.778498/full