令和4年度概算要求の総額は111兆6559億円、4年連続過去最大に
財務省は7日、各省庁が提出した令和4年度一般会計予算の概算要求総額が111兆6559億円だったと発表した。3年度予算の要求総額の105兆4071億円を6兆2488億円上回り、4年連続で過去最大。新型コロナウイルス対策費は現時点で金額を示さない事項要求が多く、年末にまとめる4年度予算案の総額は過去最大の3年度予算(106兆6097億円)を上回る見込みだ。…
野党、菅首相在任中の国会質疑を要求 コロナ対策巡り
立憲民主党の安住淳国対委員長は7日、自民党の森山裕国対委員長と国会内で会談し、菅義偉首相の在任中に新型コロナウイルス対策で質疑を実施するため、週内に臨時国会を召集するよう求めた。森山氏は8日にも回答するとして持ち帰った。…
野党、自民総裁選で埋没懸念 過熱メディアに注文も
次期衆院選が迫る中、野党が埋没の懸念を強めている。有権者の関心が自民党総裁選に向き、野党の見せ場が少ないからだ。新型コロナウイルス対策をめぐる国会論戦で存在感を示そうと立憲民主、共産、国民民主の3党の国対委員長は6日に会談し、臨時国会開催を政府与党に求める方針で合意した。…
コロナ禍に強み生かせず 官房長官番記者がみた菅義偉総理大臣
平成30年9月から令和元年8月までの約1年間、官房長官番記者として菅義偉氏を取材した。
「お役所仕事を続けたい」デジタル庁が船出から前途多難すぎる根本原因
みずほフィナンシャルグループ(FG)が8月19日と23日に相次いでシステム障害を起こした。2月から3月に相次いで4回のシステム障害を起こしたのに続いて、今年に入って6回という「異常事態」だ。…
8月末の外貨準備増加、過去最高の156兆円
財務省は7日、8月末時点での外貨準備高が1兆4242億ドル(約156兆円)で過去最高だったと発表した。国際通貨基金(IMF)から外貨準備不足に備える特別引き出し権(SDR)の新規配分を受けたため、前月末から377億ドル増加した。…
7月の給与1・0%増 コロナ前水準に依然届かず
厚生労働省が7日発表した7月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の企業)によると、基本給や残業代などを合わせた現金給与総額(名目賃金)は、前年同月比1・0%増の37万2757円となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた前年度の反動で増えており、コロナ禍前の水準は依然として回復していない。…
国と都、オリパラの負担めぐり攻防
5日に閉幕した東京五輪・パラリンピックでは、日本選手のメダルラッシュに国内がわいた一方、新型コロナウイルス禍での無観客開催でチケット収入が大幅に減少するなど、決算の赤字は確実な情勢となった。どこが赤字を負担するのか。国、東京都、組織委員会の3者による負担をめぐる綱引きが、これから本格化しそうだ。…
「ワクチン接種済み」で行動制限緩和 感染防止と経済回復の切り札に
新型コロナウイルスのワクチン接種を前提とした行動制限緩和に関する検討が進む中、観光などコロナ禍の打撃を大きくうけた業界の間で期待が高まっている。接種者の優遇は一部のサービスで始まっており、政府の取り組みで使い勝手がよくなる効果もありそうだ。一方、ワクチン接種と行動制限緩和を結びつけることは、接種の強制や非接種者の差別を招くとの声もある。ただ、コロナ禍の長期化の悪影響は深刻さを増しており、感染防止と経済回復を両立させるため行動制限緩和を切り札にする必要性も指摘されている。…