全産業の経常利益93%増 4~6月期法人企業統計、自動車好調

 財務省が1日発表した令和3年4~6月期の法人企業統計は、金融・保険業を除く全産業の経常利益が前年同期比93・9%増の24兆736億円で、2四半期連続でプラスとなった。昭和294年4~6月期以降で2番目の高水準となった。前年同期に新型コロナウイルス感染拡大で大きく落ち込んだ反動が出たほか、国内外の自動車販売が好調だった。…

大阪市、万博の新駅施設を公費で整備へ

 2025年大阪・関西万博の会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)に新設する夢洲駅(仮称)を巡り、市が周辺整備を担う民間事業者を公募したが応募がなかったことを受け、松井一郎市長は31日、駅の関連施設を公費で整備する考えを表明した。…

首相、9月中の解散も視野 総裁選先送りも

 菅義偉首相(自民党総裁)が来週前半に二階俊博幹事長の交代を含む党役員人事と内閣改造を行った上で、9月中に衆院解散に踏み切ることも視野に入れていることが分かった。党総裁選は9月17日告示、29日投開票の日程が決まっているが、これよりも前に解散した場合、総裁選は「10月5日公示、17日投開票」を軸に日程を調整している衆院選の後に先送りとなる。…

自民・岸田氏「総裁選、しっかりとやるべきだ」

 自民党の岸田文雄前政調会長は31日のBS日テレ番組で、立候補を表明している党総裁選(9月17日告示、29日投開票)について「具体的な日程が決定している。しっかりと選挙をやって(党の)信頼回復につなげるべきだ」と述べた。党内では菅義偉(すが・よしひで)首相が二階俊博幹事長を含む党幹部を刷新し、衆院解散を断行するとの観測が浮上している。…

自民総裁選前の解散 首相への不満解消策ならず

 菅義偉首相(自民党総裁)が総裁選(17日告示、29日投開票)前に二階俊博幹事長らの刷新を打ち出したことを受け、党内では衆院解散・総選挙に踏み切る布石ではないかとの見方が広がった。ただ、党内には「衆院選の顔」としての首相自身に対する不満が根強い。二階氏交代は付け焼き刃にすぎず、総裁選でリーダーを選んだ上で衆院選に臨むべきだとの声が少なくない。…

総裁選前の解散観測広がる 来週前半にも自民役員人事

 菅義偉首相(自民党総裁)は31日、来週前半にも二階俊博幹事長の交代を含む党役員人事を行う意向を固めた。連動して内閣改造も検討する。党総裁選(9月17日告示、29日投開票)を前に党幹部や政権の布陣を刷新するのは異例。首相の人事断行方針を受け、党内では、内閣支持率が低迷する首相が新しい布陣で局面を打開し、総裁選前に衆院解散に踏み切るのではないかとの観測が広がった。…