街角景気、2カ月連続改善 コロナ宣言地域限定

 内閣府が10日発表した7月の景気ウオッチャー調査は、街角の景気実感を示す現状判断指数(季節調整値)が前月比0・8ポイント上昇の48・4となり、2カ月連続で改善した。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の対象地域が7月中はまだ東京都と沖縄県以外には拡大していなかったことなどが影響した。…

大規模サイバー被害なし 五輪閉幕で梶山経産相

 梶山弘志経済産業相は10日の閣議後記者会見で、8日に閉幕した東京五輪を巡り、経産省として電力やインフラ、サイバーセキュリティーについて24時間態勢で警戒し「大きなテロのようなものはなかった」と説明した。「政府としてはやるべきことはやった上で五輪が開催できた」とした。…

田村厚労相「新たな脅威との戦い」と帰省自粛呼びかけ

 田村憲久厚生労働相は10日の記者会見で、新型コロナウイルスの新規感染者が首都圏などで急増する中、お盆休みを迎えたことを踏まえ「県境を越える移動、帰省もできるかぎり控えていただきたい」と呼びかけた。感染力の強いインド由来の変異株(デルタ株)が急拡大しており、「今までとは比べものにならない新たな脅威と戦っている」との認識を示した。…

テレ朝の五輪担当が打ち上げで飲酒、店外に転落して入院

 テレビ朝日は10日、東京都内の飲食店で8日夜に飲酒した同社スポーツ局の社員が退店の際に店外に転落し、足を負傷して緊急搬送されたと発表した。社員は東京五輪の番組担当。当時、スタッフ10人と打ち上げ名目の宴席を開いていたという。東京都では緊急事態宣言が発令中で、同社は「不要不急の外出などの自粛を呼びかける立場にありながら著しく自覚を欠く行動があったことは大変遺憾であり、深く反省しています」などとコメントした。…

お盆で親族の集まり「絶対に避けて」 西村担当相

 西村康稔経済再生担当相は10日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染状況について「多くの地域でこれまで経験したことがない極めて高い水準の桁違いの感染が継続している」と危機感を表明した。その上でお盆の季節を迎えるにあたり「帰省をして親族で集まるとか同窓会で集まるとか、絶対に避けていただきたい」と強調した。…

コメ先物本上場の不認可は「適切に判断した」 野上農相

 野上浩太郎農相は10日の閣議後の記者会見で、堂島取引所(旧大阪堂島商品取引所)によるコメ先物取引の本上場申請を不認可としたことに関して「基準に照らして適切に判断した」と述べた。農林水産省は6日に不認可を通知し、7日が試験上場の期限だったコメ先物は廃止となることが決まっている。…

追加経済対策や1次補正に否定的見解 麻生財務相

 麻生太郎財務相は10日の閣議後会見で、与党から求める声が強まっている大規模な追加経済対策や令和3年度1次補正予算案の編成について、「公表されている支援策を活用して、適切に対応していく」と述べ、現時点での編成に否定的な見解を示した。…

人事院、国家公務員のボーナス減を勧告 コロナで官民差拡大

 人事院は10日、令和3年度の国家公務員給与改定で、一般職のボーナスに当たる期末・勤勉手当の年間支給月数を0・15カ月分引き下げ、4・30カ月とするよう国会と内閣に勧告した。新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化で、民間企業のボーナス水準が公務員を下回ったため。減額は2年連続。引き下げ幅は2年度の0・05カ月に比べて拡大し、コロナ長期化の影響が浮かんだ。…