みずほ証券、和解成立 粉飾企業の上場巡る訴訟
半導体製造装置メーカー「エフオーアイ」(破産)の粉飾決算で損失を受けた株主らが、株の売り出しで主幹事だったみずほ証券に損害賠償を求めた訴訟は3日、東京高裁(平田豊裁判長)で和解が成立した。株主側によると、みずほ証券が約3千万円を支払うとの内容。…
全トヨタ労連、旧民主系議員を選別 活動次第で連携
トヨタグループ各社の約35万人が加盟する巨大労組「全トヨタ労働組合連合会」が、旧民主党系議員と連携する従来の枠組みを見直し、組織内候補のほかは5人に絞った。背景には、国会で政権批判を繰り返し、自動車産業や雇用のために十分に活動していないという不満がある。労組と野党の関係に一石を投じる動きで、次期衆院選に影響が及ぶ可能性もある。…
アストラ製ワクチン、緊急事態の6府県に優先配分
河野太郎ワクチン担当相は3日の記者会見で、英アストラゼネカ製のワクチンについて、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されている東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、沖縄の6府県に優先配布する方針を明らかにした。政府がワクチン配布に関し、感染が拡大する地域を優先する方式を採用するのは初めて。…
令和3年上半期の農産品輸出は5773億円 過去最高
農林水産省は3日、令和3年1~6月(上期)の農産水産物・食品の輸出額(少額貨物を含む)が前年同期比31・6%増の5773億円となり、上期としては初の5千億円を突破し、過去最高額だったと発表した。新型コロナ禍からの回復基調が続く中国や米国向けが伸びたほか、各国・地域の市場ニーズへの対応が奏功した。…
自民・世耕氏「GDPギャップ埋める規模必要」
自民党の世耕弘成参院幹事長は3日の記者会見で、新型コロナウイルス禍の景気浮揚策となる追加経済対策を盛り込んだ補正予算について、日本経済の需要と潜在的な供給力の差を示す需給ギャップ(GDPギャップ)が「25兆~30兆円といわれている」と述べた上で「それを埋める(国の直接の財政支出である)真水の規模が必要だ」との考えを示した。…
「被災地食品は安全」 茂木外相、五輪独自食の韓国に伝達
茂木敏充外相は3日の記者会見で、韓国が東京五輪の選手村の食事に福島県産食材が使われることを懸念して独自の給食センターを設けたことに関し、東日本大震災の被災地の食品は安全だとする日本の立場を韓国側に伝えたことを明らかにした。「(五輪で)復興した東北・福島の姿を見てもらい、被災地の農林水産品が安全だと世界にアピールする機会にしたい。韓国側にも政府の立場を伝えている」と述べた。…
農産物輸出最高5000億円超 1~6月、牛肉や清酒好調
農林水産省は3日、今年上半期(1~6月)の農林水産物・食品の輸出額が前年同期比30・8%増の5407億円と過去最高になったと発表した。1品目20万円以下の少額貨物も含めると、総額は31・6%増の5773億円だった。上半期として5千億円を超えるのは初めてで、年間輸出額1兆円も視野に入った。…