「法の理念で救済」首相が黒い雨訴訟の上告断念表明 広島の首長に意向伝達へ

 菅義偉(すが・よしひで)首相は26日、広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」をめぐる訴訟で、1審に続き原告全員に被爆者健康手帳を交付するよう命じた広島高裁判決について「84人の原告については被爆者援護法の理念に立ち返る中で救済すべきだと考えた。上告はしないこととした」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。首相は同日午後5時から広島県の湯崎英彦知事、広島市の松井一実市長と官邸で面会し、意向を伝える。…

立民・本多氏「今の性交同意年齢は基準を置かないと」 WT寺田座長が意見書

 立憲民主党の本多平直衆院議員が性交同意年齢に関する議論で「50代が14歳と恋愛し同意があった場合に罰せられるのはおかしい」などと発言した問題をめぐり、本多氏が発言の場となった党性犯罪刑法改正ワーキングチーム(WT)の5月28日の会合で「12歳と21歳だってないとは言えない」などと発言していたことがわかった。WTの寺田学座長が、本多氏の処分案を検討している党倫理委員会に提出した意見書で明らかにした。…

CO2再利用の工程表改訂 合成燃料を追加、経産省

 経済産業省は26日、2050年の脱炭素社会実現に向け、回収した二酸化炭素(CO2)を資源として再利用する技術「カーボンリサイクル」の工程表を改訂したと発表した。技術を活用し製造する合成燃料を新たに加え、用途が広い汎用品の普及開始目標を10年前倒しし40年ごろと定めた。…

官房長官、韓国地裁の抗告棄却を非難「明確な国際法違反」

 加藤勝信官房長官は26日午前の記者会見で、韓国最高裁が三菱重工業に元挺身隊員らへの賠償を命じた確定判決をめぐり、韓国中部の大(テ)田(ジョン)(テジョン)地裁が資産差し押さえ命令を不服とする同社の即時抗告を棄却したことを非難した。「関連する司法手続きは明確な国際法違反だ」と述べた。…

官房長官、中国の調査拒否に「ウイルス起源の評価不可欠」

 加藤勝信官房長官は26日午前の記者会見で、新型コロナウイルスの起源を探るため世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が提案した追加調査を中国政府が拒否する意向を表明したことについて「将来のパンデミックを防ぐためには迅速で独立した専門家主導の、外部からの干渉を受けないウイルス起源の評価が不可欠と考えている」と述べた。…

オリンピックで次々コロナ感染するアスリート日本版「バブル」はウイルス充満で感染爆発の危険性 – 世界の中の日本

五輪で感染する人が増えています。この問題を考えてみましょう。7月23日、開会式をどのように行ったのか、私は公務(コロナウイルスのゲノム検索などです)缶詰の間にすべてが終わり、全く状況を知りませんが、大会初日の24日の朝時点で、国内と海外合わせて17人の新たな感染が明らかになっています。…

衆院選、自民世襲候補が続々名乗り

 次期衆院選への不出馬を表明した議員の後継として、近い親族である「世襲」の新人候補の公認内定が与野党で目立っている。世襲は先代から後援会組織などの「地盤」、知名度に当たる「看板」、カネを指す「かばん」の「3バン」を受け継げるため非世襲に比べ選挙に有利とされる。一方で政治の劣化を招いたともいわれており、賛否両論を呼びそうだ。…