福島第1原発で東電社員内部被ばくか、軽装備で配管交換

 東京電力は22日、福島第1原発で内側が汚染され、亀裂が入った配管の交換作業をした40代の男性社員2人が、鼻から微量の放射性物質を吸い込み内部被ばくした疑いがあると発表した。ルールに従い作業着に防じんマスクの軽装備だったが、東電は全面マスクと防護服を着用するよう手配するべきだったとしている。…

繊維産業の将来模索 来春にも報告書 経産省小委初会合 デジタル化に対応

 経済産業省は22日、国内の繊維産業の在り方を検討するために設置した「産業構造審議会繊維産業小委員会」の初会合を開いた。新型コロナウイルス禍で多くの繊維関連企業で売り上げが落ち込む一方、巣ごもり需要でインターネットによる販売が伸びるなどの構造変化が進む。同小委では2030(令和12)年に向けた繊維産業の立て直し策を議論し、来春にも報告書をまとめる。…

共産への配慮? 改憲で歯切れ悪く 立民代表選 

 立憲民主党代表選(30日投開票)に立候補した4氏は22日の公開討論会で、憲法改正に関する国会論議の進展に慎重な構えを崩さなかった。先の衆院選で支援を受けた護憲勢力の共産党への配慮が見え隠れする。ただ、衆院選では立民や共産とは対照的に改憲勢力の日本維新の会や国民民主党が議席を伸ばしており、野党第一党が消極姿勢を貫くのは容易ではなさそうだ。…

岸田政権の「看板政策」、会議続々 統廃合も焦点

 岸田文雄首相の看板政策実現のための政府の会議が次々と発足し、具体化に向けた議論が始まっている。主軸となる「新しい資本主義実現会議」が先月下旬に初会合を開いたほか、今月に入り4つの会議が相次いで立ち上がった。首相としては来夏の参院選までに政策で着実に結果を出したい考えだが、会議が乱立気味との指摘もあり、今後は「スクラップ・アンド・ビルド」も焦点となりそうだ。…

神奈川の海岸でも軽石漂着、県が警戒

 神奈川県内の海岸で、計約120個の軽石が見つかったことが22日、県などへの取材で分かった。小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生した可能性がある軽石が伊豆諸島に漂着したことから、県は沿岸の自治体や港湾関係者とオイルフェンスの備蓄状況などについて確認を進め、警戒している。…

日越首脳、あす会談 中国念頭に対面外交

 政府は22日、岸田文雄首相がベトナムのファム・ミン・チン首相と24日に官邸で会談すると発表した。中国が東・南シナ海で海洋進出を強める中、両首脳は法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」構想や、新型コロナウイルス対策での協力などについて協議する。岸田首相が10月の就任後、国内で外国首脳と会談するのは初めてで、対面外交を本格化する。…

無免許都議、辞職を表明

 無免許運転による人身事故をめぐり、東京都議会で2度の辞職勧告決議を受けた木下富美子都議(55)が22日、都庁で記者会見を開き、辞職を表明した。