【田中秀臣の超経済学】苦悩の声に「しょぼい」緊縮姿勢で応えるな マイナポイントやGoToの“減額”に募る不安【田中秀臣】

 緊急事態宣言が全国的に解除されて、経済が再び動きだしているのが日々の経験でも実感できる。いまのところ新型コロナの新規感染者数も抑制されている。しかし足元の経済や、また政府の経済政策には深刻な懸念がある。…

経済対策で景気浮上か、第6波で停滞か GDPマイナス成長、強まる歳出圧力

 7~9月期の実質国内総生産(GDP)は新型コロナウイルスの緊急事態宣言と自動車の供給制約という二重苦に見舞われ、市場予想を大幅に上回るマイナス成長になった。近くまとめる追加経済対策や令和3年度第1次補正予算案で、当面の景気下支えに向けた歳出圧力が高まる。成長率は10~12月期にプラス転化が見込まれるが、感染「第6波」で医療体制が逼(ひっ)迫(ぱく)すれば景気回復は一層遠のく。…

防衛省、経済安保の情報収集体制強化へ

 防衛省が経済安全保障に関する情報収集態勢を強化するため、来年度から専従職員を新たに置くことが13日、分かった。数人規模から開始し、必要に応じて人員の拡充や専門組織の新編も視野に入れる。サイバー攻撃や工作員の活動などを通じて先端技術の獲得を狙う中国の動向を把握・分析し、適切な保全措置につなげる狙いがある。複数の政府関係者が明らかにした。…